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家族葬を欠席する際のマナーや例文、伝え方

突然の訃報を受け、葬儀に参列したくてもできないケースも少なくはありません。葬儀を欠席しなければならない時、遺族の方へ伝えるべき内容や守らなければならないマナーが存在します。

連絡の仕方は電話やメールなどいろいろありますが、家族を亡くしたばかりの遺族に対してお悔やみの手紙を書く人も多いです。このコラムでは、参列をどう断るのか、遺族への手紙をどのような内容にすれば良いのかなど、基本的なマナーを交えて説明します。



もくじ
  1. 参列の断り方
  2. お悔やみ・お詫びの手紙を書く際の注意事項
  3. お悔やみ・お詫びの手紙の例文
  4. 香典を包んでおこう、相場はどの位?


参列の断り方

家族葬や通夜への参列を誘われた場合、逝去した本人やその遺族と親交が深い立場の人と考えられるでしょう。基本的に、参列の断り方は電話連絡や電報などでも構いません。ただし、遺族は葬儀の準備や手続きなどで忙しい時期とも言えますし、疲弊している可能性もあります。

親交が深ければ、遺族がどのような時期を過ごしているかがイメージしやすいでしょうから、適した断り方を選択してください。参列を断る時に大切なのが、初七日までに相手側へ伝えることです。電話では、お詫びの気持ちを伝えつつ明確に要点を伝える、メールではお詫びする内容を絵文字を使わずに短文で送信する、手紙なら便箋1枚分に要点をまとめてください。メールや電話で家族葬や通夜へ欠席すると連絡をしてから、後日に手紙を送ることもできます。



お悔やみ・お詫びの手紙を書く際の注意事項

手紙では家族葬を欠席するお詫びの気持ちを書くだけでなく、お悔やみの気持ちを伝える内容を書くのがマナーです。

ただし、遺族を励ます手紙は悪くはありませんが、元気を出してや悲しみはすぐに癒えますなど、安易な激励の言葉や無神経な内容は書かないでください。心中お察ししますなど遺族をいたわる言葉づかいを心掛けるのが基本です。家族葬に参列できない理由に関しては詳細を書いても構いませんが、長文にもなりにくいですし明確に書く必要はありません。

やむを得ない事情があり家族葬にはお伺いできないなどの文章を必ず書くのが、正しい断り方です。故人との関係を遺族へ伝える必要がある場合は、関係性を明確にする文章も書きましょう。手紙はシンプルな便箋と一重の封筒を組み合わせるのが基本で、黒インクのボールペンか筆ペンなどで書くのもマナーです。



お悔やみ・お詫びの手紙の例文

故人と友人関係の場合と親戚関係の場合の例文を2つ順番に紹介します。

例文1

突然の訃報に接し、深い悲しみと驚きを感じています。○○さんと学生時代共にスポーツで汗を流していた××です。どんな時も諦めない姿勢を見せてくれた○○さんには、多くを学ばせて頂きました。本来であればお見送りすべきところですが、非礼ながらやむを得ない事情により葬儀への参列が叶いません。後日改めてお悔やみのご挨拶に伺わせてください。ご家族の皆様は、さぞかしお気落としのことと存じますが、どうかお身体をご自愛くださいませ。


例文2

かねてより療養中であった叔母様ですが、快方へ向かっていると信じていた中での訃報に大変驚いています。叔母様と演劇を観に行く約束を楽しみにしていましたが、もう二度と叶わないと思うと寂しさがこみ上げます。本来ならば家族葬へ是が非でも参列したいのですが、今は海外にいる身で伺うことができません。皆さまも今はお気落としのことでしょうが、どうかお身体をご自愛下さいませ。



香典を包んでおこう、相場はどの位?

家族葬を欠席してもお香典を渡す必要性があるケースでは、後日改めて遺族のもとに訪れてお香典や、お供えの品を渡す手段があります。持参するお供えの品は、供花のほか菓子折りなどでも構いませんが、葬儀場へ手配する場合は、花籠や供花が良いでしょう。

また、遺族の自宅に訪れる場合は、仏壇などにお供えすることを考えて、嵩張る大きさの品は避けた方が良いでしょう。お香典は、葬儀への欠席を知らせる手紙と共に送ってもマナー違反ではありませんが、必ず現金書留を利用する必要があります。日時指定が可能ですから、通夜や葬儀に間に合う場合は取り急ぎ手配してください。手紙と送るお香典の相場は、友人や会社関係は5,000円から、親戚は10,000円からです。手紙には必ずお香典を同封したことを伝える文章を書くようにしてください。

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