家族葬は身内だけで静かに過ごすために行う葬儀です。
そのため会社や知人、ご近所などに香典や供花、弔問はお断りする旨伝えることが重要です。
あいまいにせずはっきりと断ることが必要です。
どうしてもというかたの厚意は受けるようにしましょう。
身内だけで葬儀を行うこと
1,身内だけの葬儀で想定されること
2,家族を送り出すこととは
3,後悔のない葬儀のために
4,感謝を言葉にしましょう
1,身内だけの葬儀で想定されること
家族葬は身内だけで静かに故人を見送るために行われるものです。
家族葬は通常の葬儀と違い、香典、供花、弔問をお断りします。断り方としては会社に伝えるときに香典、供花、弔問をお断りする旨会社の担当者にお話しします。
慶弔休暇は通常通りとるため、慶弔見舞金や弔慰金は受け取ることができます。返礼は必要ありません。
断り方がよくないと、弔問客が来てしまうかもしれませんが、その場合には丁重に対応します。
家族葬が終わってから本来弔問する人たちに連絡します。
その案内のフォーマットは家族で執り行ったこと、香典、供花は辞退すること、連絡がおそくなってしまったことに対するお詫びを入れます。
慶弔見舞金や弔慰金は故人への弔いと家族を失った社員への慰めであり、会社の福利厚生的な意味合いが強いものです。
支給対象は当然社員に対してであり喪主ではありません。
葬儀当日でなくても受け取ってよいものです。
2,家族を送り出すこととは
慶弔休暇をとっている間に葬儀を終えます。
また年金の停止や銀行口座の凍結、生命保険の請求、電気がガスなどの名義人名の変更などを行います。
両親であれば1週間ぐらいのこ会社が多いですがあっという間に過ぎていくことでしょう。
年末になったら喪中はがきを送りましょう。
内容はフォーマットがありますのでそれにそって選んで作成すればよいです。
弔電は明確に断っていない場合があります。
この場合は明確に辞退していない以上、弔電は送っても構わないとするのが一般的です。
弔電の御礼は礼状だけで特に金銭的負担が劇的に増えるわけではありません。
訃報の連絡をいただいたときは弔電を送ってもよいかどうか、確認しておくとよいでしょう。
弔電も辞退する場合は社内の訃報に明示しておきます。
何よりも葬儀の方針を伝えることが大事です。
家族だけで静かに過ごすためには周囲の連絡に気を配る必要があります。
3,後悔のない葬儀のために
大切な人が亡くなった後に冷静に考えることも困難なので、もしものときはやはり葬儀スタッフが重要な役割を担います。
中には参列者を増やして規模の大きい葬儀へ誘導させようとする葬儀社もあるようなので優良葬儀社をあらかじめ準備しておくことも大事です。
どうお断りするのが失礼にならないか。
よくあるマナー的な部分はもちろんのこと、今後のお付き合いにもししょうをきたさない対応の仕方を考えてみる必要があります。
いつの世も人の厚意はありがたいものです。
しかし時にはそれをお断りしなければならないこともあります。
どうお断りすれば嫌な感じにならないで済むのでしょうか。
深く考える必要はありません。
あいまいにせずはっきりとお断りをしますと告げた方がよさそうです。
角が立たないのは故人の遺言です。
という断り方です。
ただ内内で済ませますよと言っても線香をあげたいという人はいるものです。
その場合はご厚意を素直に受け取りましょう。
4,感謝を言葉にしましょう
お断りをしたことに対して若干の気まずさを感じることがあるでしょう。
しかしそこはお互い様です。
常識ある社会人であれば親族側の事情を何となく察することができるでしょうし、同じような状況を体験した方も少なくないはずです。
忌引き明けで出社したときは休んでしまって仕事に穴をあけてしまったお詫び、休み中フォローしてもらったことに対するお礼、ご厚意をいただいたことに対する感謝の気持ちを述べましょう。
部長や課長級のレベルのひとにしか御礼を述べるのではなく、休んでいる間に仕事をまわしてくれた同僚や部下にも必ずお礼を述べましょう。
故人が社交的で友人知人仕事関係の方が多いと、すべての方にお断りを入れるのは困難です。
新聞の地方欄にお悔やみ情報を出して家族葬と明記するのも良いでしょう。
葬儀での欠勤になることは事前に伝えておくことです。