香典返しの“のし”やギフト券を使う際の注意事項
香典返しの品々には、かけ紙(のし)・水引をかけましょう。
のしの種類は
表書→志水引→紫銀の結び切り 表書きは、
「志」が一般的です。
「志」は宗教を問わない書き方となります。
水引の下には、施主の名字かフルネームを記入します。薄墨で書くと良いでしょう。
通夜や葬儀で香典や会葬をしていただいた方や葬儀の準備などでお世話になった方へお返しします。
会社一同という場合のお返しは、皆で使えるような、お菓子や飲食物のようなものが良いでしょう。
最近の家族葬ブームにより、よく香典返しに商品券を利用したいという方もいます。
先方の使い勝手を考えてのこと、合理性を見てそのような考え方をされるわけですが、金額がわかってしまう商品券の場合は避けておくべきです。
そういった商品券の問題点を解消した、返礼品選びでカタログギフトの利用が最近では増えています。先方様の選択、利用の自由度も増しますし、香典返しでも積極的に利用される方が増えています。
しかし、どうしても商品券を使わざるおえない場合もあるでしょう。
その場合、ひとつおすすめしたい方法があります。
金額全部を商品券でお返しせずに、商品と商品券というかたちで分ける方法です。
たとえば頂いた香典が50,000円で香典返しが25,000円となる場合、全額25,000円を香典返しとはせずに、商品と商品券、つまり25,000円の内15,000円を商品代(カタログギフト利用も可能)、残り10,000円を商品券とすることによって、金額もはっきりせず、相手の気持ちを考えると無難な選択と言えるでしょう、その点ではおすすめの方法です。
ただし、香典返しが10000円以下など安価な場合は、分けるといっても難しいと思いますので、やはりその場合は商品券の利用は避けた方が無難です。
商品券とはどんなものを指すのかというと、先方の使い勝手を考えると、全国の百貨店なら使用できる「全国百貨店共通商品券」や、VISAギフトカードやUCギフトカードやDCギフトカードなどもよく使われています。
こちらは、量販店やホテルなどで使用範囲が広く使いやすいです。