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家族葬に参列しない場合の断り方や香典について

 日本の葬儀は、高度成長期の集団就職に始まる人口の都市集中による檀家制度の崩壊に伴い宗教観が大きく変化しているだけで無く、不透明な相場や高額な追加請求などへの不信感に加え長く続く経済不況によりシンプルかつコンパクトな家族葬が急激に増加しています。
 この葬儀形態は、ここ数年で大都市圏を中心に一気に葬儀の主流となった事からマナーや参列の辞退の断り方などがわからない人が多く、自主的な参列や香典及び弔電など遺族にとって迷惑な人も少なくありません。
 そんな家族葬で、喪主の立場で参列を断る場合の断り方や呼ぶ範囲のマナーや、逆に、知人縁者の立場で、知人の訃報と共に家族葬で執り行われると聞いた場合の対応方法、香典だけでも送った方が良いのか?などを説明していきます。


もくじ
  1. 家族葬の参列を断る場合の断り方
  2. 家族葬に参列できない場合香典だけでも送るべき?
  3. 喪主の上司の場合香典だけでも送るべきか?
  4. 家族葬に参列するべき?何親等まで?


家族葬の参列を断る場合の断り方


 家族葬は、文字通り故人の家族だけで行う葬儀形態であり、故人の仕事関係の知人や友人の弔問を辞退してもらう事が多くなっています。その為、事前にしっかりと家族葬を行う事を先方に丁寧に伝えると共に参列を断る必要があり、曖昧な断り方は先方に「弔問に行くべき」と言う疑問を残してしまうので「辞退させていただきます」と明確な断り方で伝えるべきです。
 葬儀業者には、「故人の希望により家族葬にさせて頂きます」や「家族葬を行わせて頂きますので、香典や供花及び弔問は遠慮いたします」などの丁寧な断り方の文例が複数用意されており、遺族だけで悩むよりも葬儀業者に相談した方が葬儀の準備を円滑かつゆとりを持って進める事が出来ます。
  • 家族葬である旨を喪主及び、故人の知人にしっかり明示すべき
  • 香典や供花も遠慮する旨も伝える
  • 伝達方法は葬儀業者に相談する


家族葬に参列できない場合香典だけでも送るべき?


 家族葬は、基本的に遺族と極限られた親族と知人で執り行われるシンプルかつコンパクトな葬儀であり、参列するべき親族や知人は従来の葬儀と同様に香典を持参する必要があります。
 参列しない場合には、遺族も香典が送られて来る事が無いと考えているので香典を送る必要が無く、参列しない場合には香典だけで無く弔電や供花など後に返礼が必要となる行為は家族葬が執り行われている期間には一切行わないのが家族葬の常識とされています。
 その為、遺族に遠慮して参列しない場合には家族葬が一通り済んでから改めて香典を持参するのが常識であり、故人との残り少ない時間を大切にしたい遺族に対してしっかりと配慮する事で良好な人間関係を葬儀後も維持する事が出来ます。参列予定が無い場合は、香典や供花は送らない、何もしない事がマナー
  • 参列予定者は香典を用意する
  • 故人の1親等は供花を用意すべきか喪主と相談する
  • 参列予定が無い場合は、香典や供花は送らない、何もしない事がマナー


喪主の上司の場合香典だけでも送るべきか?


 家族葬は、上司の立場や上司の役職に関係なく遺族と極限られた親族や知人で執り行われる葬儀であり、上司の知人や部下でも勝手に弔問に訪れるのはマナー違反とされているのが現状です。
 家族葬は、故人との残り少ない時間をしめやかかつゆっくりと過ごす事が最大のメリットであり、上司の知人や部下でも参列を断るのが常識とされています。その為、参列するべき方は香典を持参しますが、上司が参列を断る方は香典を送る必要が無いだけで無く弔電も供花を送らないのが正しいマナーとされています。
 従来の葬儀は、故人を亡くし心痛を抱える遺族が見知らぬ故人の知人や部下に対応すると共に心身共に疲れ果てていましたが、家族葬は気心の知れた人だけで執り行われるので香典が送られるだけでも負担となります。
  • 家族葬の場合は故人の上司や部下であっても、ノータッチが基本
  • 香典や供花も送らない
  • どうしても供花、香典を送りたい場合はマナー違反だが喪主に相談しよう


家族葬に参列するべき?何親等まで?


 日本の葬儀は、袖触れ合うも他生の縁として自主的に通夜や告別式に参列していましたが、家族葬では故人や故人の家族によって参列者の数や葬儀のグレードが大きく異なります。
 その為、従来の葬儀の様に自主的な参列は遺族の予期せぬ弔問客や参列者となるの遠慮する必要があり、参列の依頼がない場合には叔父叔母や甥姪などの3親等~4親等でも参列を控える必要があります。
 家族葬は、出席者の多い葬儀を行う場合に家族がゆっくりと故人を偲ぶ為に執り行われる密葬の呼び名が変わった葬儀形態とされ、遺族が参列を依頼する親族や知人を選択すると共に人数も決めているので何親等まで参列するべきかは明確に定義づけされてい無いのが業界の現状です。
  • 家族葬に明確に参加できる親族の範囲は明確ではない
  • 家族葬は2親等以内で行うのが一般的
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