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葬儀費用を親族で分担する場合のお金のトラブルを事前に回避する方法

 葬儀費用は喪主だけでは負担する金額が大きくなりますので、親族で分担することも少なくないです。
 葬儀は急な場合であることが多いため、親族間で費用を負担するがとりあえず喪主が負担し、後でお互いに清算するといったことが多いですが、その場合口頭で何にいくら掛かったというだけでは、どうしても納得できない人もでてきます。
 その場合、金額について揉めたりするだけでなく最悪裁判になることもありますので、そうならないためにいくつかポイントとなる注意点を上げてみましょう。


もくじ
  1. 葬儀会社の見積もりと契約書は保管しよう
  2. 領収書と明細は細かい事項でも必ず保管する
  3. 領収書が出ないお布施や車代など僧侶向けの場合は明細をメモしておく
  4. 香典の明細をしっかり帳簿で残そう、封筒に金額がある場合はそれも保管



葬儀会社の見積もりと契約書は保管しよう


 葬儀は急なことが多いため、葬儀会社との事前のやり取りなども落ち着かない気持ちの中でおこなわれることもめずらしくありません。
 そのため後になって見積書や契約書などがどこにいったかわからなくなることも多いです。そのような状態では親族間で費用を負担し合う場合に、だれがいくら払うのかがはっきりしなくなります。実際にまとめて払った喪主からの提示金額が本当に正しい金額なのか疑問に感じる人も出てくるでしょう。
 そうならないためには、見積もりや書類、明細は絶対に保存しておくことが大切で、見積もりや契約書は一番大きな出費の証明になりますので、必ず保管しておくようにします。誰かが保管しておいてくれるだろうと考えずに必ず喪主などが自分で保管するように心がけましょう。


領収書と明細は細かい事項でも必ず保管する


 葬儀にかかる費用は見積もりや契約書など以外でも、細かな出費もたくさんあります。その場で思いついたものを随時購入したり頼んだりしていることが多いため、後で何を買ったのかそれはいくらだったのかなどは正確に思い出すことは困難になりやすいです。ですので自分の記憶はあてにならないと初めから考えて、必ず領収書を出してもらうようにしましょう。
 どのような小さな出費でも面倒に思わず必ず領収書を出してもらうようにします。ひとまとめにできる箱などを用意してとりあえずそこに入れるようにすれば、後で明細などを整理しやすいですし、清算なども確実におこなえるのでおすすめです。だれでもその箱にどんどん入れていくようにすれば、細かな出費も忘れずにすみますので安心です。


領収書が出ないお布施や車代など僧侶向けの場合は明細をメモしておく


 葬儀費用に関してはどのようなお金も領収書などを保管しておくことが大切ですが、葬儀の場合、領収書が出ないような出費も多いです。例えば僧侶に関わる費用として、お布施や車代などはいちいち領収書などは出してもらうことはできませんので、その場合には自分で詳細なメモなどを残すことが求められます。
 日時や場所、あるいは項目などをできるだけ細かく箇条書きで構いませんので、きちんと金額を残しておくようにしましょう。どのような小さな出費であっても積もればかなりの金額になること多いですので些少な金額だからといってそのままにせず、面倒でも必ず記録を残すことが、後になって親族間で葬儀費用に関して揉めないためには非常に重要になってきます。


香典の明細をしっかり帳簿で残そう、封筒に金額がある場合はそれも保管


 葬儀などでお金というと葬儀費用だけでなく、香典も大切になります。香典に関してはだれがいくら出したかきちんと中身を確認して、記載しておくようにしましょう。証拠にもなりますので封筒に金額が掛かれているときにはその封筒も保管しておくことが大切です。そこまでしなくてもと考える人もいるかもしれませんが、お金に関わることは念には念を入れておくことが後々のお金のトラブルを防ぐことになります。葬儀費用に関しては領収書や明細だけでなく、細かな出費もそして香典なども、とにかく記録し保管することだけは最優先に考えるようにします。
 葬儀はすみやかに終わったのに、その後のお金トラブルで親族関係がうまくいかなくなるといったことはけっして他人事ではありませんので十分に注意しましょう。
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