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散骨したい場合の予算や方法を知りたい

 ふるさとを離れるなどの理由で墓じまいをしなければならなくなる家族も増えてきています。
 いままで一般的埋葬以外の仕方で散骨や手元供養などが注目を集めてきています。これは粉骨しパウダー状にしたうえで、海や山、故人の思い出の場所などに遺骨をまく埋葬スタイルのことです。
 行程が組まれ、当日までは通常一時保管していただけます。料金も通常の埋葬方より抑えられるので今後数も増えてくるでしょう。


もくじ
  1. 散骨とは
  2. 予算について
  3. 行程や一時保管サービスについて
  4. 法的な縛りはあるの?



散骨とは

 近年、少子高齢化や核家族化が進んだことによって、昨今では葬儀やお墓に対する考え方が多様化してきました。
 仕事などの関係で、ふるさとをはなれるため墓じまいをせざるをえなくなりその代わりとして手元供養や散骨などの方法が、現在注目を集めてきています。それは遺骨をお墓に埋葬するのではなく、海や山、故人の思い出の場所などに出向いて、その場で遺骨をまく埋葬スタイルのことを指します。
 この方法だとお墓を維持する必要がなく、子孫に経済的負担をかけずに済むため、希望する人が増えているのです。
現状、日本では海にまくケースがもっとも多いですが、ほかに樹木の下にまく樹木葬、飛行機から行なう空葬、バルーンで成層圏まで打ち上げる宇宙葬などいくつかの方法があり、やり方によって費用はさまざまです。
 この埋葬方法が普及してきたため、最近では専門業者も増えてきたので、希望するならまずは相談してみるといいでしょう。


予算について

 さまざまな理由によって墓じまいが増えている一方、ほかの埋葬方法を選ぶようになってきました。
 その中でも、手元供養に比べて故人の思い出の場所に埋葬できるということで選択する人が年々増えてきています。
 この埋葬方法の性質上、陸地での散骨が非常に難しく、多くの散骨は海洋上で実施されています。全国各地にある業者がボートを出航させてますが、親族からの同意が得られなくて、船が苦手や多忙などを理由になかなか実施できない実情もあります。
 料金はさまざまですが、通常の埋葬方法よりも安く抑えられる場合が多いです。また、永代供養料といって、埋葬後にかかってくる料金を抑えられるのも大きなメリットでしょう。
 その後に関しては、証明書を発行してくれますので、ちゃんと供養してもらえたという安心感を得ることができます。最も手軽に行えて、かつ確実な方法といえるのではないでしょうか。


行程や一時保管サービスについて

 主な行程としては、故人が亡くなったら時点で、まずは死亡届・死亡診断書を役所に提出して火葬許可証をもらってから、火葬を実施します。その後、遺骨をパウダー状にする粉骨を行います。
 自分でもできますが、粉骨の作業は業者に頼むのが一般的です。パウダー状になった骨を散骨の当日まで預かってくれる一時保管のサービスもありますので事前に確認しておきましょう。
 当日利用する船やチャーター機を予約します。遠方で行う場合は目的地までの飛行機や現地宿泊先の手配も忘れずに行いましょう。当日は、予約した船やチャーター機で目的の場所まで行き、家族の手によって埋葬されます。
 パウダー状の骨は水溶性の髪に包んでおけばそのまま海に埋葬することができます。埋葬時は音楽をかけたり、メモリアルムービーを流したりと独自の演出をして故人との思い出を振り返るいい機会になるでしょう。
また、骨と一緒に花などをまくこともできます。


法的な縛りはあるの?

 多くの方は「この埋葬方法はいほうじゃないの?」と疑問に感じていると思われますが、正確に言うと合法でも違法でもないグレーゾーンな状態にあり、2017年8月の時点では、個人が節度をもって行った場合については、特に法律で罰せられたという事例はありません。この埋葬方法を選択する上での許可または提出書類などはありません
法律上グレーな為、取り扱う機関がないので許可や申請などは必要ありません。よって役所への申請書類なども存在しません。
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