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各地域の葬儀の風習(新潟県の葬儀の風習について)

新潟県の葬儀の風習について

 

新潟では、浄土真宗の檀家が多いです。また、葬儀・通夜は自宅で行う場合が多いです。

新潟市では会館での葬儀が多く、通夜は午後7時頃始まり、通夜の後には僧侶による法話があります。

翌日の葬儀が終わると棺に釘打ちをして出棺となります。

新潟市内では旧来の習慣が失われているが、農村部では野道具を持って、野辺の送りを行う地域が残されている。

火葬場では、読経・焼香の後骨上げ、骨壺は使わず、骨箱を用います。

遺骨は祭壇に安置し、自宅で初七日法要を営みます。

香典返しは葬儀後2週間前後に行います。

○生き物を放す

出棺の際には、地域により様々な儀式が行われていますが、新潟県で行われている『放生』と呼ばれる儀式もそんな中の一つです。

『放生』は空に鳥を放したり、金魚を池に逃がしたりする儀式です。

殺生を戒める仏教の儀式『放生会(ほうじょうえ)』が元になっていて、このような善行を行うことで故人に徳を積ませ、故人があの世で厚遇されることを願う遺族の気持ちが込められています。

○火葬後は赤いロウソク

火葬が終わるまでは白いロウソクを使いますが、火葬後の法要からは赤いロウソクを使います。

一般的に弔事では黒や白の色が使われることが多いですが、これを慶事を表す赤に変えることには、故人が仏様になったことを祝う、これから日常に還るということを表しているようです。

この他、地域によっては御赤飯精進落としの席で出す、黒塗りの御膳を朱塗りのものに変えるといったところもあります。

○紅白の水引を付けた「お見舞い」

柏崎など新潟県の一部の地域では、通夜の際、香典だけでなく紅白の水引をかけた『お見舞い』を出すことがあります。

これには、入院中お見舞いに行けなかったことを詫びる気持ちが込められているといいます。

昔は、香典袋は用意せず、紅白の『お見舞い』だけを出す人もいたそうです。

事情を知らない人からすれば驚くような風習ですが、土地の人にとってはそれが常識ですから、昔は他の土地のお葬式でも紅白のお見舞いを出してしまう人もいたそうです。

○その他の風習

新潟県では、親戚が亡くなった際には、香典の表書きに「御灯明料」と書くことがあります。また、通夜には「通夜見舞い」や、米を持参することもあるようです。

佐渡では葬儀の際に、おにぎりを食べる風習があります。

また、一部の地域では、赤飯で作ったおにぎりを一本の箸で食べることもあるようです。

あの世へ旅立つ故人が力を付けるため、また残された人が埋葬のため力を付けるためなど諸説があります。

 

 

 

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