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家族葬参列辞退!香典郵送はアリ?手紙は添える?

葬儀の知らせを受けたとき、どうしても参列できない状況になることは考えられます。その葬儀が家族葬の形式で行われるとわかった場合、香典を郵送するのはかまわないのでしょうか。

どのように行動すればマナー違反にならないのか、しっかりと解説します。いくつかの決まりを守れば、遺族や故人に対して失礼な事態になることは避けられるので、ぜひ参考にしてください。突然の葬儀もあり得るので、あらかじめ知っておくと困らずにすむかもしれません。



もくじ
  1. そもそもお香典を送っても良いのか?
  2. 手紙を添える。文例
  3. 香典の金額相場
  4. 現金書留で送る


そもそもお香典を送っても良いのか?

家族葬のスタイルで実施される葬儀の場合、香典を送ってもよいのでしょうか。この点について法律による明確な決まりはありません。遺族が辞退の申し出をしていない限り、送っても問題ないと解釈しましょう。

葬儀の知らせを受けたときに辞退の意思表示があったときは、無理に送ろうとしてはいけません。遺族や故人の方針を受け入れることが、伝統的なマナーだからです。

いつまでに送るべきかについては、一般的な葬儀を変わりません。お通夜のときに渡してもかまいませんし、告別式のときに渡すのもよいでしょう。やむを得ない理由があるならあとから送っても大丈夫です。どうしても判断がつかないときは、目上の人か同じ参列者に相談するのが最適です。お礼である香典返しは、遺族により対応が異なります。



手紙を添える。文例

家族葬の形式で行われる葬儀に香典を郵送するとき、手紙も添えて送ると丁寧な印象になります。この手紙は長い文章ではなく、簡単に一筆添えるイメージでかまいません。

このとき便せんは縦書きのものを用意し、一筆せんや封筒の色は白で無地のものが無難です。以下が文例となるので参考になるはずです。


ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。本来ならご葬儀に駆けつけるべきところ遠方のためかないませんこと、お許しください。

ご遺族の皆様におかれましては、お気持ちを強く持って、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。心ばかりのものを同封いたしましたので、どうか御霊前にお供えください。故人のご冥福をお祈りいたします。



香典の金額相場

家族葬に香典としてどれくらいの金額を送るかは、明確は決まりはありません。送る人の年齢や故人との関係の深さによって、だいたいの相場があるので参考にするのもよいでしょう。故人を悼む気持ちが強くても、多額の金額を包むのはマナー違反です。

受け取った金額に応じて、お礼である香典返しの予算が決まるため、遺族に負担をかけるおそれがあるからです。30代の人の目安としては、叔父などの親族に送るなら1万円、祖父母なら3万円になります。

友人や仕事上の関係者など関係が薄い人の場合は、5000円か1万円が目安です。迷ったら同年代の参列者に相談しましょう。添える手紙に金額を明記する必要はありませんが、不祝儀袋に金額を記入する部分があるので注意してください。不祝儀袋に宛名を書く必要はありません。



現金書留で送る

家族葬に香典を郵送するときは、現金書留で送付します。

専用の封筒が郵便局で販売されているので、その中に不祝儀袋と一筆添える手紙を同封しましょう。宛名は封筒に明記し、自分の氏名住所も忘れないことが大切です。

宛名部分の情報が、お礼である香典返しの手続きに参照されるかもしれないので、丁寧に書きましょう。

いつまでに書留を送るべきかは、葬儀から数日経過したあとが適しています。いつまでに送るか迷ったとしても、葬儀の当日は遺族が忙しくしているので避けるのがマナーです。葬儀からしばらく経過してから訃報を知った場合は、可能な限り早く対応するとよいでしょう。その場合、遅れて申し訳ないという旨を手紙で触れておくと丁寧な印象を与えます。

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