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家族葬で化粧やメイクで気を付けたい事。片化粧とは?

親族で行う家族葬であっても喪服を着用し、きちんとした格好をしていくことが求められます。弔事であるため化粧はしなくても良いように感じますが、実際には化粧をすることはマナーとして大切であり、親族や遺族に対して失礼ではない服装と適切な化粧をしていかなくてはなりません。

髪型や指先にも気を配る必要があるので、どのような化粧であると家族葬においても適切なのかをしっかりと考え、場にふさわしい服装と髪型、メイクをすることが大切です。



もくじ
  1. 葬式の際のマナー「片化粧」とは?
  2. 髪型は派手にならないように、アクセサリーにも気を付けよう
  3. マニキュアやネイルにお気を付けよう
  4. ちなみにノーメイクも避けましょう


葬式の際のマナー「片化粧」とは?

家族葬など葬式において片化粧をしなくてはならない、などと言われることがあります。片化粧とは喪服を着ている女性が行う薄化粧のことを指しており、派手や血を意識する深紅などの口紅は使用しません。できるだけ薄化粧にすることが大切ですが、口紅をすることはマナー違反ではなく濃い色でなければ問題はありません。

片化粧のポイントは下地はマットな感じで仕上げることを意識し、自然で落ち着いた感じに仕上げていきます。ファンデーションよりもBBクリームの方が扱いやすいのですが、BBクリームを使用する場合はパールやラメが入っていないように気を付けます。チークは使っても問題はありませんが、ベージュ色で薄くぼかすようにし、アイメイクは行いません。眉はあまりにも色を濃くしたり太くしたりするとその部分だけが目立ってしまい不自然となるので、形を整える程度に仕上げます。



髪型は派手にならないように、アクセサリーにも気を付けよう

家族葬は一般の葬儀とは異なり親族のみで行うことが多いです。形式は自由ではありますが、服装は一般葬と同じであり、髪型もシンプルにしアクセサリーにも注意しなくてはなりません。女性の場合で長い髪の毛の場合は後ろで一つにまとめる髪型にし、前髪が長い場合は黒色のピンでとめます。後ろで髪の毛を束ねる場合、あまりにも高い位置でまとめてしまうと慶事として判断されてしまうので、葬儀や一周忌においては耳よりも下でまとめるようにしてください。

アクセサリーは還俗的に見につけないほうが無難です。真珠は良いとされていますが、つけることが必須なのではなく、アクセサリーをつけるなら真珠を選ぶという意味になります。指輪においても結婚指輪のみとし、葬儀に不慣れな場合は何もつけないほうが安心して参列することができます。



マニキュアやネイルにお気を付けよう

葬儀はある日突然行われるためマニキュアやネイルを施していることがあります。ですが訃報を受け喪服を着用している場合、もしくは一周忌に参列する場合は、派手なマニキュアやネイルは隠す、または上塗りをするなどして目立たなくしなくてはなりません。ラメの入っているジェルネイルをほどこしている場合、自分で落とすことや重ね塗りすることは難しいことがあります。このような場合は黒色の手袋をして手首までしっかりと隠すようにします。この手袋はつけたままお焼香ができるタイプのものもあるので、用意しておくと安心です。もし黒い手袋に抵抗がある場合は濃いベージュ色のマニキュアを塗るとジェルネイルを隠すことができます。

なおジェルネイルの特性上、マニキュアを落とす時にアセトンが含まれている除光液を使用してしまうとジェルネイルも取れてしまいます。アセトンが含まれないものを使用するようにしてください。



ちなみにノーメイクも避けましょう

片化粧にしなくてはならないのならば、化粧をしなくても良いのではないか、泣く可能性があり化粧が取れてしまうのでしなくても同じではないかと感じますが、実はノーメイクもマナー違反となります。これは大人の女性にとってしっかりと化粧をすることは身だしなみの一つであるからです。泣く可能性がある場合は涙のあとがくっきりと残るような厚化粧は行わず、片化粧にしておくと目立つことはありません。泣くことも考えてハンカチを用意しておき、涙が出たらそっと抑えるようにすると崩れることもなく安心です。

なお家族葬の時だけでなく一周忌においてもノーメイクは避けるようにしてください。ただし、肌に炎症がある場合や皮膚炎などの理由でメイクができない場合は無理に行う必要はありません。

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