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兄弟の家族葬での香典は出す?マナーや金額相場を知りたい

身内が亡くなることは滅多にあるものではありません。親しい人間が亡くなると動揺してしまいますが、いくら血縁関係でもマナーを踏まえた対応が必要です。しかも血縁関係の場合、知り合いや友人の葬儀に参列する時とは異なり、関係性によって包む金額や式当日にやるべきことも変わってくるため、最低限の知識を頭に入れておくことが大切です。最近は家族葬を行うケースが増えているので、兄弟という立場からどう振る舞えば良いのか、基本的なマナーを把握しておきましょう。



もくじ
  1. 家族葬に香典は不要?
  2. 兄弟の香典の費用や金額の相場
  3. 香典の包み方
  4. 香典の渡し方やマナー


家族葬に香典は不要?

そもそも兄弟や配偶者の義理の兄弟の家族葬の時、香典を用意する必要があるのかどうか、気になります。実は、家族葬では原則用意しなくても良い葬儀スタイルになります。お金を受け取るためには受付業務を担当する人間を準備しなくてはいけませんし、受け渡しのためのスペースも確保しなければなりません。

また、預かったお金を管理するためにも神経を使います。こういった諸々の業務が増えると葬儀に専念することができないため、小規模で会をとりおこなうための家族葬では受け取らないルールになることが多いようです。

葬儀の案内や連絡時、香典を受け付けないことが付け加えられた場合、素直に受け取り例え兄弟間でも香典は用意しなくて大丈夫です。むしろ香典を辞退する連絡が来ているのに用意してしまうと、相手に迷惑がかかることもあるのでご注意下さい。

ただし配偶者の義理の兄弟や兄弟の嫁の親の事情など、直接連絡が取りにくいと色々分からないこともあるはずです。そんな場合はとりあえず持参し、現場で判断しましょう。



兄弟の香典の費用や金額の相場

家族葬では兄弟という親しい関係でも香典の受け渡しが事態されることもありますが、もし特別に通達がない場合一般葬と同じように香典を用意しておきましょう。香典の相場に関しては、家族葬でも一般葬でも変わりません。

兄弟が亡くなった場合は、もちろん収入や年齢によっても微妙に差が生じますが、通常は3万円から5万円が相場金額になります。10代の学生なら用意しなくても問題ありませんが、既に働いている20代の場合最低金額の3万円程度は包みたいものです。

30代以降の年齢の場合、5万円を目安に包みましょう。自分の他に兄弟がいる場合、相談して金額を決める方法もおすすめです。大体皆同じになるよう、あらかじめ取り決めてからお札を包むことも珍しくありません。



香典の包み方

香典を包む時に用意したいのが、水引きがあるのし袋です。水引きは自分で結ぶこともできますが、既製品を利用すると便利です。のし袋は、香典袋として売られています。不祝儀用の袋は宗教によって色々な種類に分かれていますが、どの宗教でも使うことができるのが白無地で柄が描かれていないものです。

配偶者の義理の兄弟の場合、兄弟の嫁の親の宗教も確認しましょう。兄弟の嫁の親に確認できない時は、無地を選んでおいた方が無難です。個人が仏教の場合、蓮の花、キリスト教なら百合の花や十字架が描かれているものを使います。仏教や神式、無宗教なら白黒もしくは銀色の水引きのものがふさわしいでしょう。キリスト教の場合、水引きは不要なのでついていないものを選んで下さい。

表書きに関しても、書き方は宗教によって異なります。「御霊前」ならどの宗派でも使用できますが、仏教や無宗教なら書き方は「御仏前」もしくは「御香料」になります。神式に限り、「御玉串料」と書いたものを選んで下さい。無地のものに自分で書いても構いません。自分で書く時、筆記用具は薄い色の墨にします。キリスト教の場合、書き方は「献花料」や「御花代」になります。



香典の渡し方やマナー

香典は袱紗に包んで持参しましょう。現地に到着して渡す時も、いきなり受付で渡してしまうとマナー違反になるので、まずは一礼します。そして「ご愁傷様でした」などお悔やみの言葉も添えて下さい。その後、ゆっくり袋を取り出します。

丁寧に袱紗をたたんでから、まずはのし袋を自分の方へ向けて袱紗の上に置くのが正式なマナーです。一旦上に置いた袋を180度時計回りに回し、相手の方へのし袋が向くよう移動させます。ここで初めて相手にのし袋を渡し、包んでいた布をしまうのが正しい渡し方です。会場についてから包んでいない現金を無言でいきなり渡すようなやり方は、たとえ兄弟間でも無作法とみなされてしまうので、くれぐれも気をつけましょう。

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