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遠方で行われる家族葬、弔問できない場合どうする?

近年注目を集め増加傾向にある家族葬ですが、近しい身内だけのタイトスケジュールで行われる分、必ずしも参列できるとは限りません。

遠方であれば尚更難しい場合もあり、そのような時には正しい対応で速やかにお悔みの気持ちを伝えることが大切です。

長く付き合っていくことになる間柄だからこそ、遺族や親族の方に失礼のないよう振る舞いたいものです。幾つかの注意点を踏まえながら、マナーに合った対応を心掛けるようにしましょう。



もくじ
  1. 香典を送ります。相場はどの位?
  2. 弔電または、お悔みの文章を添える。文章の事例は?
  3. 香典を断られたら?四十九日で供花や供物を送ろう
  4. 日程が調整できれば、別日程で弔問に伺おう


香典を送ります。相場はどの位?

家族葬の場合、香典を辞退していることもありますのでまずは確認をしてから送るようにします。相場は2万円から5万円ほどと言われていますが、必ずしもこれが決まった金額というわけではなく、ご自身の経済状況や故人との間柄などにもより異なります。

例えば、故人が祖母でご自身が孫にあたる場合などの近い親等であればあるほど香典の金額は高くなり、親等が離れるほど金額は抑える傾向にあります。ただし「死」を連想させる4万円や「苦」につながる9万円は避けるのが一般的です。ご自身の年齢や故人との関係性、地域などによっても多少の違いはありますから、香典の金額はあくまで参考にお悔みの気持ちを込めて送ることを大切にしましょう。



弔電または、お悔みの文章を添える。文章の事例は?

遠方で家族葬にどうしても参列できない場合は、ネットなどですぐに手配も可能な弔電を送ったりお悔やみの気持ちを文章に起こして添えるようにします。お悔みの手紙の場合に抑えるポイントは、まず拝啓(謹啓)で始め敬具(謹白)で締めくくることと、訃報に対するお悔やみの気持ちをきちんと伝えることです。遠方のため伺えない旨と、本来ならば駆けつけなくてはならないところを手紙で申し訳ないと思う気持ちを必ず伝えるようにします。

香典を同封していることも忘れずに伝え、心からご冥福をお祈り申し上げるといった一文を添えることでより丁寧な印象になります。弔電の場合には、豊富な例文の中から予算に応じて手軽に選べるようにもなっています。



香典を断られたら?四十九日で供花や供物を送ろう

故人が孫から見た祖母にあたる場合など、香典を断られる場合などもあり、家族葬の際に何もできなかった場合には四十九日の法要で供花や供物を送ることが一般的です。

その場合も事前に送る旨を伝え、遺族が対応に困らないように心掛けましょう。供花の場合、金額の目安は3,000円ほどで、白を基調とした淡い菊や百合の花束が多く用いられます。

お線香の場合はご自宅で使用することも考慮し、1,000円程度までのもので香りが柔らかく煙の少ないものを選ぶようにします。果物については生ものということで日持ちの良さ、大きさや種類などまで決めなくてはならず迷うことも多いかもしれませんので、3,000円程度のギフトセット等を利用するのも便利です。



日程が調整できれば、別日程で弔問に伺おう

家族葬には参列できなくても、四十九日の前に出来るだけ早く弔問に伺うことで、きちんと弔意を伝えることができます。

時間がある時で構わないので、後日改めて弔問に伺うことで気持ちが伝わるはずです。祖母と孫などの近しい関係性であれば尚更、時間を空けずに弔問したいものです。

その際も事前に必ず連絡をしてから伺うようにしましょう。弔問に伺う際、喪服は避け黒や紺といった落ち着いた色味の服装を選びます。普段着で構いませんが派手な装いは避け、お悔やみの言葉がけも忘れないようにします。

気心が知れた仲で堅苦しい雰囲気にはならないかもしれませんが、仏壇の前ではマナーを守り、厳粛な気持ちで合掌して故人の冥福を祈りましょう。

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