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家族葬での受付の挨拶や香典等の事前準備

家族葬の受付係になる人は、特に決まった縛りがあるわけではなく、信頼のおける方であれば基本的に誰でもかまいません。しかし、多くの家族葬では、直系親族以外のちょっと縁戚の方にお願いしているケースが多く見受けられます。依頼を受けたら明確な返事をかえすようにしましょう。その方以外に適切な人がいないというケースもあり得るからです。

挨拶も多種にわたり、弔問客の質問に対する受け答えも丁寧にしなければならず、やる事も多いのでパニックにならないよう入念な準備をする必要があります。必要なお悔やみの言葉や焼香は先に済ませておきます。


もくじ
  1. 家族葬において受付は誰がやるのが一般的?
  2. 受付約に渡す謝礼はどの位?
  3. 受付役の具体的な仕事内容は?
  4. 受付役の挨拶の例文やどんな事を言えば良いのか?


家族葬において受付は誰がやるのが一般的?

家族葬では、故人の子や孫そして親たちは席について弔問客をお迎えしなければならないため、受付に立つことはできません。10人程度の小規模で行う際は直系の親族が受付に立つこともありますが、もっと多くなる場合は、直系ではない親族に依頼することになります。

男性なら黒のスーツ、女性なら黒のワンピース、学生ならば制服でもかまいません。受付は弔問客への挨拶や芳名帳への記帳をしてもらったり、質問に対する受け答え、さらに香典を受け取り・香典返しを渡すという役割もありやる事がとても多いので、信頼のおける人に依頼します。

そのため、喪家に挨拶をして先に焼香を済ませ、受付準備に入る必要があります。任せられる人がいない場合は葬儀スタッフに頼むしかありませんが、別途費用がかかります。

受付約に渡す謝礼はどの位?

直系以外の信頼できる親戚に受付を依頼して無事に終了した後に、感謝とお礼の意を込めて謝礼を渡すのが通例です。専門の葬儀スタッフの場合とは違い、謝礼は現金だと3千円~5千円が相場であり、現金でなくても同額相当のお菓子・タオル・お茶などでもかまいません。

現金で渡す場合は、「御礼」や「志」と書いたのしを付けるとより良いです。葬儀屋さんに一式依頼した場合でも葬儀費用内訳表の中に「受付料金」とう項目はないほどに他の項目に含まれてしまうものなので、特別に神経質に考えることはないと考えられます。

あくまで、「こんな大変な役割をあなたも忙しい中、手伝ってくれてありがとう」という気持ちが伝わることが一番大事なことです。

受付役の具体的な仕事内容は?

家族葬の受付役はさまざまな役割があるので、事前に喪家や葬儀スタッフとの入念な打ち合わせをしておくことが大事です。まず、会場のレイアウトを把握する必要があり、トイレや喫煙場所、開始時刻など聞かれますので、適切に返事を返さなければなりません。

焼香に訪れた弔問客からお悔やみを言われたら「本日はお忙しい中をお越しいただき、ありがとうございます」といった挨拶をし、芳名帳に記帳してもらう際には「恐れ入りますが、ご住所とお名前のご記入をお願いいたします」と言って記帳してもらいます。

香典を辞退しない場合は、「お預かりいたします」と述べて一礼し、そのタイミングで香典返しをお渡しします。聞かれた事にすぐに返事ができない場合は、自分で勝手に判断して返事せずに喪家や葬儀スタッフに確認してから答えるようにした方が賢明です。

受付役の挨拶の例文やどんな事を言えば良いのか?

家族葬の受付を任されるということは、その人は喪家から信頼されており、弔問客への失礼がないように務める必要があります。弔問客に対して命令口調になってはいけません。

お悔やみの言葉を頂戴した際は「ご弔問ありがとうございます」や「本日はお忙しい中をお越しいただき、誠にありがとうございます」というふうに受け答えをします。芳名帳への記帳を促す際には「こちらにご記入ください」ではなく、「恐れ入りますが、ご住所とお名前のご記入をお願いいたします」と言って記帳してもらいます。

香典を渡された際には必ず「お預かりいたします」と言って一礼します。会場を聞かれた際には「会場はあちらになります」と手で指してかまいません。ご年配の方であれば入口まで付き添ってあげると親切ですが、受付に誰もいないとう状況を避けるため2人でやった方が良いでしょう。

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