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家族葬と密葬と直葬の違いとは?

 密葬は家族以外の近親者のほとんどに知らせないままひっそりと行う葬儀の意味でしたが、近年は名の知れた有名人や会社代表クラスの人のためのキーワードになりつつあり、このときは火葬された後にもう一度告別式またはお別れの会の名称で葬儀が行われます。
 なおそこで行われる葬儀プランはどれを選択しても構いません。


もくじ
  1. 親族以外の参加を遠慮してもらう葬儀です
  2. 儀式を極限に簡素化して料金激安にして
  3. ひっそりとほとんど外部に知らせずに行います
  4. 時代の変化で言葉の意味も変化してきてる


親族以外の参加を遠慮してもらう葬儀です

 家族葬は基本的に親族以外の人の参加を遠慮してもらうスタイルの葬式です。
 これが登場する前は親族以外にご近所とか友人知人なども大勢参加して行われる一般葬スタイルがほとんどでした。
 しかし、これでは落ち着いて葬儀ができないという故人本人やご遺族の意向により21世紀以降に普及が始まりました。
 一部の葬儀業者の会場では家族だけあるいは家族プラス親族だけの参加なため、外部に誰の葬儀かわからなくさせる意向で入り口に名前を掲載しないまま行われるところもあります。
 料金は一般葬に比べて幾分安くなってはいますが、激的に安いわけでもなくせいぜい数万から10万円くらいの差しかありません。
 料金相場はプランの豪華さにもよりますが、約30から60万円台が平均的となっています。このとき香典の対応ではご遺族や地域慣習の意向次第で受け取る場合もあるし、受け取らない場合もあるので注意しないとなりません。
 ですので、参加する親族たちはご遺族の意向を聞いたうえでそれに対応できるようにしておかねばなりません。


儀式を極限に簡素化して料金激安にして

 直葬は儀式を最も簡素化した葬儀プランです。
 通常の葬儀だと通夜があり、その翌日に告別式を行いますが、このプランでは通夜を行わずいきなり最初の日に火葬場へ遺体を運んでしまいます。儀式自体を最も簡素化してるため、祭壇はもっともシンプルでその周辺には遺影や花輪やお供え物などは飾られません。
 さらにお寺の住職さんを招かずして儀式も行わないので、焼香道具や仏具もなく、白木の位牌や塔婆もありません。また市町村役場での手続きも葬儀業者スタッフは代行しないため、ご遺族自らが行わないとならないし、遺体を腐敗させないためのドライアイスすら最低限の1日分の日数しか用意してくれません。
 もちろん儀式司会進行のための司会者の存在もありません。そのためプランの費用は最も安くて20万円前後が相場となっています。


ひっそりとほとんど外部に知らせずに行います

 これに対して密葬はほとんど他の外部の人に対して知らせずにひっそりと行ってしまう葬儀スタイルです。
 ほとんどの人に知らせないままにひっそりと葬儀を終わらせてしまうスタイルなのですが、これは時代の変化で言葉の意味も変化してきています。元々は普通の一般人に用いられていて、葬儀に参加する人は故人の家族くらいとなり、人数規模は10人以下が圧倒的多数でした。
 そのため葬儀が行われたことを知らないままの親族も多数存在することになります。問題はどこの葬儀業者にもそのキーワードが付いた名前の葬儀プランが存在しないことです。
 というのは外部の人に知らせるか知らせないかはご遺族たちの問題であり、葬儀プラン自体には何の関係もないからです。ということで葬儀を行う場合には家族葬プランとか直葬プランとかなどで対処することになります。


時代の変化で言葉の意味も変化してきてる

 ですが、21世紀も10年以上過ぎたこんにちでは、その密葬の言葉の意味が変化してしまってるといわれます。
 それを行う場合には火葬をした後に本葬とセットで行うことが一般的であるとする人の解釈が強くなってきています。
 その解釈にのっとって行われるとすると、骨になった後にもう一度葬儀が行われることになります。骨になった後に行われる葬儀の名称は各現場によって異なり、告別式だとする場合とお別れの会と称してる場合があります。告別式の名称で行わるならば、世間一般の告別式とは違って骨が先に出来上がっていて遺体がそこにないことになります。
 いずれにしてもこれを行ってるのは名の知れた有名人あるいは会社の社長や会長クラスの人くらいとなり、無名な一般の人には当てはまらないことになります。
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