株式会社ニッセイエコが提唱する新たな葬儀の形「IT葬儀」とは?
最近では葬儀の場でもITが導入されるようになってきた。
ニッセイエコが導入を始めたIT葬儀はかなり画期的な葬儀です。
この葬儀では導師としてロボット導師を導入している。宗派を問わず、ロボットのPepperが読経するというものです。
ニッセイエコがはじめたサービス
近年、さまざまな分野において進出しているITの波はここまで来たのか、とこの話を聞いたときに大変驚きました。
日本はテクノロジーというジャンルにおいて先進国となっています。海外に長期間住んでいるわたしからしても、日本における日常生活において、多くの場面で溶け込んでいる様々なテクノロジーにおいては、本当に進んでいるなと感心させられるものはたくさんあります。
さまざまなことがIT化されていく中、今度はついに導師までもがロボットになったというニュースを耳にしたので非常に興味を持ちました。それが株式会社にニッセイエコによるロボットのPepperを使ったロボット導師です。
ロボット導師のPepperについて
CMに起用されたり、店頭で見かける機会が多くなったロボットであるPepper自体が導師として弔事を読むという今までにない全く新しいプランが誕生しています。
最近では、仕事の関係や家庭の事情などによってふるさとを離れなければならなくなってしまう方も多くいるため、その影響によって菩提寺がない方や離檀せざるを得ない状況の方などさまざまいらっしゃいます。そこで多くの家が抱えているであろう問題に応えるために誕生したのが、こちらのサービスとなっています。
なんと、このPepperはご葬儀、法事法要、戒名授与など、その場のシチュエーションに合わせることができ、ご希望の宗派に合わせることも可能となっているので、どんな場所であったとしても読経することができます。
電子芳名帳について
決してIT化が進んできたのは、読経の場面だけではありません。
いままで手書きで一本一本、丁寧に気持ちを込めて書かれていた芳名帳記入に関してもIT化されました。これは大変便利なサービスといえるでしょう。芳名帳記入がタブレット端末場になったことによって、ご家族の方の準備や葬儀後の負担を緩和することができ、他の部分に意識が偏ることが少なくなり、より葬儀事態に集中できるようになります。
またタブレットを使用して芳名帳記入をしてもらうことによって、いくら御香典があつまったのかがすぐに計算することができるので、作業負担が軽減されて、盗難に遭うリスクも少なくなりますし、返礼品に関して参列者がその場で選択できるサービスもつけることができます。
この方法に関しては、今後主流となっていき、多くの家庭で利用されていくことでしょう。
今後出てくる新たな形のIT葬儀とは
このようにニッセイエコが提案しているIT葬儀は、さまざまな画期的なアイデアが多く取り入れられてきています。
今後も、ニッセイエコでは葬儀の様子をライブ配信によるネット葬儀サービスといった、今までにないサービスに関しても導入を視野に入れて、検討を進めているようです。近年では、少子高齢化の影響を受けて、葬儀に参列する方の年齢が年々、高齢化してきています。そのため、体が不自由なお年寄りや誰かのおサポートが必要であるお年寄りなどは葬儀に参列したくてもできないということが起こってしまいます。参列するだけでもたいへんだけでなく、自分が行くことにより他の人に迷惑をかけたくないという配慮もあってのことです。
また、最近では仕事などで忙しく、急にまとまった時間を取りにくいという方も多くいます。そのような時代の流れの中でネット葬儀サービスは新たな葬儀の形として今後注目をされることは間違いないでしょう。