家族葬での献杯のマナーや例文
献杯の挨拶は、
通夜振舞いや精進落としなどの会食が設けられる時に行う挨拶
です。
故人を偲ぶ言葉を交え、なるべく簡潔に話します。この簡潔に文章をまとめるのが本当に大変でしたが、家族葬と言う事もあり、しっかりとまとめられたのではないかと思っております。
献杯の挨拶とは
葬儀や法要には遠方から来られている方も多く、通夜振舞いや精進落としなどの会食が設けられるケースがほとんどです。その
通夜振舞いや精進落としの最初に行われるのが献杯
になり、代表者のあいさつの後にグラスを交わし故人を偲びます。その音頭をとる方は、事前に打診をされる場合が殆どですが、中には、その場で急に依頼されることもあります。あいさつをされる方は、少し注意しなければいけない事があるとのことでしたので調べてみました。
とにかくマナーが重要視されます
冠婚葬祭では、とにかくマナーが重要視されます。初めての家族葬だったという事もあり、マナーについて本気で調べてみました。
代表者のあいさつが終った時に、タイミングを合わせて、出席者は静かな声で一斉に「献杯」と言いながら、グラスを軽く上に上げます。この時に
乾杯の時のように隣の人と、グラスをカチンと鳴り合わせるのは絶対にしてはいけません。グラスは静かに軽く上にあげる程度にとどめ、乾杯の時のように高くかかげることはしません。
また、
乾杯の時のように大声で元気よく唱和するのもNGになります。グラスの酒を飲み干した後は、そのまま静かにテーブルに置きます。決して、拍手などをしてはいけません。
コップの中のお酒に関しては、全て飲み干す必要はありません。その後、盃を軽く持ちあげたあと、合唱を行います。通夜振舞いや精進落としなどの会食に出席している方は全員で合唱か黙祷を行います。施主の「ありがとうございました。それではどうぞお食事をお召し上がり下さい」などの言葉をきっかけに、食事に入ります。この時の会話の内容は、故人の思い出を語り合うのが一般的です。くれぐれも大声を出したりしないで、静かに落ち着いて食事をします。
献杯の挨拶をする際の言葉の選び方
故人を偲ぶための行う会ですので、それを意識する事が最も重要みたいです。その為、単なる言葉の羅列ではなく、しっかりと故人の事を考えながら選ぶ必要があります。もともとあいさつ自体、故人を偲ぶために行われるものとなっておりますので、乾杯の音頭のように、単にスタートの合図ではありません。そのため、話の中には
故人を偲ぶ言葉はもちろんの事、お悔やみの言葉などもしっかりと盛り込む
ことが重要になります。
献杯の挨拶の例文
色々な例文を参考にわたしが作成した文章をご紹介します。もし参考になりましたら幸いです。
本日はお忙しい中お付き合いいただきありがとうございました。
父・則之も安心して旅立てたのではないかと思います。
この席では、みなさまと語らいながら、私たちの知らなかった父・則之との思い出などをお聞かせいただければ幸いです。
わたしはこのように簡潔にまとめました。1分という時間がかなり短く、色々と試行錯誤の結果、辿り着いた文章になります。当たり障りのないような文章になっているのは、あくまでその部分を狙いにいった結果になります。読み方にも工夫し、何の変哲もない文章だからこそ、気持ちが伝わるように読み方には気を使いました。
初めて家族葬にチャレンジしたので、本当に右も左もわからないような状況でのスタートでした。献杯酒の種類であったり、献杯酒を注文する量、誰があいさつをして、誰が裏方の準備をするのかなど、家族葬はみんなが裏方であり、みんなが出席者という事もあり、かなりドタバタしていましました。最終的には、家族葬を積極的に手掛けている葬儀屋さんのアドバイスを参考にしながらどうにか作り上げる事ができました。