葬儀の受付やお手伝いの方には、一般的に某かのお礼をします。
通夜振る舞いなども、感謝の気持ちの表現です。喪主はいずれの場合にも、相場を押さえて対応するようにします。
料理の内容を工夫することで、予算内で抑えることが出来ます。
葬儀の受付やお手伝いの方にはお礼を行います
1,お礼には大体の相場があります
葬儀では、親族や友人、近所の方などが自らお手伝いを買って出てくれることがあります。
会社勤めをしていた方の場合には、元の同僚などが受付を行うケースが見られます。こういったお手伝いをしてくれた方には、お葬式が終わってから何某かのお礼をするのが一般的です。
通夜振る舞いや葬儀での会食の際に、
台所の仕事などを手伝ってくれた方に対しては、
5千円から1万円前後のお礼
を行うのが最近の傾向です。
当日の受付を担当した方へ渡す金額は、
1千円から3千円程度が相場
です。
葬儀のお礼は、いずれも現金で渡すことが多いですが、中には商品券やお菓子などを渡す方も居ます。
相手に感謝の気持ちを効果的に表現出来る方法が、選ばれています。
全国的に見てみる、地方ごとにお礼の仕方には独特の特徴が見受けられます。冠婚葬祭は地域とのかかわりが深く、居住する地域の慣習を知っておくことも大切です。
2,ゲストへのお礼の一つが通夜振る舞いです
現在のお葬式の場では、参列いただいた方々に対して色々な形でお礼の気持ちが表されています。
通夜式の後に案内される
通夜振る舞いも、ささやかながらその一つです。
通夜振る舞いは、地方によって参加者の顔ぶれに違いがあります。多くの地域では、都合の付く故人の知人縁者がすべて参加するスタイルで行われます。
この時の料理には、サンドイッチや揚げ物などのオードブル、寿司の盛り合わせなどが選ばれます。
カジュアルな雰囲気の中で、料理をつつけるのが通夜振る舞いのスタイルです。
通夜振る舞いの案内は、葬儀社のスタッフや喪主などが主に行います。
通夜の場では、臨機応変に対応することが求められてきます。
喪主が忙しい場合は、喪主の妻や親族が対応することもあります。
喪主がゲストの席に赴いて、自ら感謝の言葉を伝えることも多々あります。和やかな会話を楽しんでもらうことも、通夜式ではゲストへの大切なおもてなしになります。
3,僧侶のお車代の相場を知る
お葬式を執り行うに当たっては、お経をあげてくれる僧侶をお迎えします。
このような場合には、お車代として、平均的な相場として
5千から1万円程度の金額を僧侶に支払います。
会場までの実際のアクセス方法に関わらず、一つのマナーとしてお車代を渡す習慣があります。
通夜式と告別式が別な日に行われる時には、その都度お車代が必要です。
一方、参列者に関しては、こういったお車代は不要と言われています。
個人的に親しい間柄であれば、何らかの方法で感謝の気持ちを伝えることもあります。
ですが、それ以外の一般の参列者に関しては、特に交通費の補助はいらないと考えられます。
ただ、遠隔地からわざわざ駆けつけてくれたゲストには、通夜や告別式の料理でおもてなしをすることが大切です。
相手の気持ちに最大限配慮し、喪主からも感謝を伝えます。
また、喪主の親族も喪主が忙しくて対応できそうにないときは、進んで、おもてなしをしましょう。
4,賢く選びたいのが各料理
通常、お葬式費用の中でもウェイトが大きいのが食事です。
食事は、選ぶ内容によって料金が変化します。例えば、お膳スタイルの場合は、概して割高になる傾向がありますので、予算を考えて選ぶのが賢明です。
お葬式の後の精進あげなどでは、お膳式の料理が提供されることが多く、必ず予算とのバランスを考えます。
多少料金を抑えても、相応のおもてなしは出来ます。安くて食べごたえのあるメニューなら、ゲストの満足感も高くなります。
ここで高級メニューにこだわると、予算オーバーが心配です。ゲストの年代に合わせて内容を選べば、喜んでもらえるようなおもてなしが叶います。
葬儀社とも相談しながら、コストパフォーマンスに優れる料理を選ぶのが正解です。
感謝の気持ちは、負担にならない方法でゲストに伝えることが重要です。自分らしい方法をとれば、素直な気持ちが表せます。
一般的な考え方としては、
通夜振る舞いであれば、少々余る程度の用意があった方が良いでしょう。
余った分は、夜通しでお線香の寝ずの番をする人もいると思いますので、夜食として、整えておくと良いでしょう。
また、食事を安く抑える方法ですが、葬儀を執り行う場所が、セレモニーセンターなどで行う場合は、セレモニーセンターが用意してくれる料理の方が安かったり、
持ち込みNGの場合があるので、
食事に関しては、事前に業者に確認しましょう。
持ち込み可能で合ったり、自宅などで行う場合は、スーパーなどの総菜コーナーで、お寿司のセットなどを用意したり、おにぎりは親族で用意すると、かなりのコストカットになります。