葬儀社の見積もりの変動費用の中身とは
葬儀業者に支払う費用には、固定費用と変動費用とが存在しています。変動費の中身については、通夜料理・精進落とし・会葬礼状・会葬返礼品などが挙げられます。これらは参列者の数によって費用が変わります。見積もりを見る際には、変動費に注意しましょう。
葬儀社の見積もりの変動費用の中身とは
★
固定費用と変動費用について
★
見積もりで変動費の単価と個数をチェック
★
見積書の品目はできる限り細かく
★
変動費を抑える方法について
★固定費用と変動費用について
葬儀社へ支払う費用には、固定費用と変動費用とが存在しています。固定費用に関しては、見積もりをとった時点で文字通り固定されており、その後も変わらない費用となります。一方の変動費用に関しては、見積もりで提示された金額と実際に支払う金額とでは、ほとんどのケースで金額が異なっています。 変動費用の中身については、通夜料理・精進落とし・会葬礼状・会葬返礼品などとなります。これらの費用は、参列者の数によって変動します。参列者の数が増えれば増えるほど、かかる費用は高くなっていきます。葬儀業者によっては、変動費を見積もりに書いていないところもありますし、「実費」や「立て替え」という言葉を見積りに書いて総額を提示をしないところもあります。見積もりをよく見ると、小さな文字で「会葬返礼品、飲食費、お布施などは含まない」と記入されている場合も少なくありません。
★見積もりで変動費の単価と個数をチェック
見積もりをチェックする際には、変動費となる通夜料理や精進落とし、会葬礼状、会葬返礼品などの単価と個数の記載について確認するようにしましょう。参列者の数が増えた場合でも、単価と個数がわかっていますので、総額がいくらになるのかを把握することができるからです。 変動費は前述しましたように、参列者の数によって大きく変動しますので、お葬式の当日にならなければ必要な金額を知ることはできません。葬儀社に支払う際に慌てないためにも、見積りの際には少し多めに計算しておくというのも賢い予算の立て方となります。 会葬返礼品については、多めに発注しておいて余った場合には、葬儀社が買い取ってくれるケースも少なくありません。見積りを依頼される際には、この点についても確認しておくようにしましょう。複数の業者を比較検討する際のポイントのひとつとなります。
★見積書の品目はできる限り細かく
業者の説明不足と、依頼した側の認識不足が原因で、見積り金額よりも多くの費用を実際に請求されたというトラブルは少なくありません。前述しましたように、変動費については、「実費」や「立て替え」と見積書に書く業者もいるのですが、支払い時のトラブルを回避するためには、固定費と変動費とを含めた見積書を作成してもらいましょう。そうすることによって、より実際に支払う金額に近い費用を知ることができます。 見積書に、それぞれの品目がはっきりと分けられて記載されていない場合には、それぞれの品目に分けた見積書を再度作成し直してもらうようにしましょう。具体的には、固定費に関しては「葬儀一式」と記述しているところもありますので、他者と比較検討しやすくなるという点においても、できる限り細かく品目を分けて書いてもらうようにしましょう。
★変動費を抑える方法について
変動費の中身には、斎場の使用料が含まれている場合があります。斎場費用は、利用する斎場によって異なってきます。飲食費や会葬返礼品費などは、参列者の数によって変わってきます。業者が変動費を立て替えておき、支払い時に固定費とあわせて支払うというパターンが一般的となっています。ゆえに、見積書には「立て替え」と記載されるというわけです。 変動費を抑える方法として、斎場は公営の斎場を利用するという方法があります。飲食費や返礼品に関して、安く費用を抑えることも可能ではありますが、安い料理はあきらかに質が落ち、参列者の方にも良い印象を与えませんのでおすすめできません。参列する人の数で変動費は金額に大きな差が出ますので、お葬式にかかる費用を節約したいという場合には、家族葬など小さなお葬式というのも選択肢となります。