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家族葬でお花を贈る際の注意事項

一般的な葬儀とは違う点がいくつかある家族葬では、お花をどのように贈るべきか迷うこともあるでしょう。

家族や一部の親族などの、故人と近い関係の人のみが集まって故人とお別れをする家族葬では、友人や知人・仕事の関係者などからの弔問や香典だけでなく、お花も断っていることがあります。

特に辞退していない場合でも、一般葬とは違った花の贈り方をする必要があるため家族葬でお花を贈ることを考えている場合には注意が必要です。



もくじ
  1. 葬儀にまつわるお花の種類(供花・花輪・枕花・献花)
  2. 花の種類とサイズ
  3. お花の相場はどの位
  4. 贈るタイミングや立て札・宛先の書き方


葬儀にまつわるお花の種類(供花・花輪・枕花・献花)

葬儀のときに贈る花には供花や花輪それに枕花、献花などがあります。

供花は遺影を中心とした祭壇の左右や葬儀会場に飾られるお花です。故人の霊を慰めるという意味合いがあります。大型のスタンドに生けられたものが多いですが、籠に盛られたフラワーアレンジメントのこともあります。

花輪は会場の外に飾られるもので、多くの場合造花が使用されています。会社や団体などで送ることが多いのが特徴です。大型であるため規模の大きな一般葬では飾られますが家族葬の場合には辞退されることが多いです。

枕花は通夜の前までに届けられる花で、故人の枕元に飾られます。忙しい中でも飾りやすいフラワーアレンジメントを贈るのが一般的です。そして献花は主にキリスト教の葬式で祭壇に供えられます。



花の種類とサイズ

家族葬でもお花を辞退していない場合には、お花を贈ることが可能です。

その時の花の種類や色は、宗教によって違いがあります。仏式や神式の場合の供花や枕花には菊やユリが多く用いられています。色は白が一般的ですが、淡い色の黄色や紫のこともあります。キリスト教式の場合には白のカーネーションを献花するのが一般的です。

家族葬では花輪を贈ることはあまりありませんが、花輪の花は大抵造花で色は白や黄色それに青・紫が使われています。花のサイズは枕花の場合は、枕元におけるような小型のもので、供花の場合は大型のフラワースタンドを使用したものも多いです。しかし規模の小さな家族葬では、大型のスタンドや花輪は置くことが出来ないことも多く、辞退されることも少なくありません。



お花の相場はどの位

家族葬をする際、故人の遺影が飾られている祭壇の横に故人に贈る供花のフラワースタンドを並べて飾るときには、葬儀社と相談し相場も確認して手配します。

そんな葬儀用のフラワースタンドは、7000円から15000円程度が相場です。対の場合にはその倍の料金になります。しかし小さな会場で行われることも多い、故人の家族や親族などの少人数のみが参列する家族葬の場合、スタンド花を置けるようなスペースが無いこともあります。

辞退していない場合に、お花を贈る際には小型のフラワーアレンジメントを飾ることもありますが、それぞれの葬儀によって違うためあらかじめ喪家に確認してからにするのが良いでしょう。小型のフラワーアレンジメントは、3000円から5000円程度が相場です。



贈るタイミングや立て札・宛先の書き方

家族葬でお花を贈る際には、タイミングにも注意する必要があります。葬儀の会場に飾る供花の場合には、できるだけお通夜の前に届くようにするのがおすすめです。通夜に合わせる場合にはその日の午前中に、葬儀に合わせる場合には前日に届くようにしましょう。

また招待されていない場合には贈らないのが一般的です。近親者のみが集まることが多いため、家族葬を執り行うことを知らせてきた場合には参列や香典・供花などを辞退していないかどうかを確認しておきます。枕花はあまり早く届きすぎないように注意する必要があります。花を贈る際には喪主の名前を宛先にし、送り主の名前を札に書きます。複数人で送る場合には「親戚一同」「兄弟一同」などのように表記します。

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