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家族葬で身内のお香典はどの位?

最近では核家族化が進んだこと、高齢少子化が進んだこともあり、大きな葬式ではなく家族葬を身内だけで済ませる、というところが多くなっています。家族葬ときくとアットホーム、フランクな感じであまり堅苦しくないかと思ってしまう人もいるようですが、身内だからこそマナーの欠如については厳しい指摘が始まると考えていきましょう。

では、家族葬での香典の金額はどのくらいが相場なのでしょうか?身内だからこそしっかりしたい、香典の相場を紹介します。



もくじ

  1. そもそも、家族葬では香典を辞退するケースがあるので要注意
  2. 香典の相場はどの位?
  3. 香典を入れる不祝儀袋の記載の仕方
  4. 香典を受付で渡す際のマナー


そもそも、家族葬では香典を辞退するケースがあるので要注意

家族葬では、香典を辞退するところもたくさんあります。その理由としては受付での遺族の対応を軽減するという意味と、香典返しを準備する負担を軽減する、という経済的な意味合いもあるのです。

香典は不要という場合には、訃報連絡や家族葬の案内があった時に「香典は辞退いたします」と明記されていることが大半であり、その時には持参して無理に渡そうとする行為はマナー違反となると覚えておいてください。

しかし、訃報連絡にて香典自体の明記がなければ、きちんとお金を包んで持っていくべきです。家族葬でも香典を受けつける場合はありますし、案内に書くのを忘れていただけということもあります。もし辞退されるのであれば、受付でわかりますので持ち帰って問題ありません。



香典の相場はどの位?

家族葬での一般的な例としては、自分の両親が亡くなった場合には5~10万円の範囲内で自分の経済状態にあった金額を包みましょう。兄弟姉妹の場合では20代であれば3~5万円の間い、30代以上であれば5万円が相場です。

祖父母の場合は20代なら2~3万円、30代なら2~5万円、40代以上なら3~5万円となっています。その他親戚の場合では20代なら1~2万、30代なら2~3万、40代以上ならやはり2~5万円です。

ただし、4は「死」を連想させるため、どんな状況でも4万円をつつむことはありません。そして料理が出る場合には大体1人1万円ほどですので、本当なら1万円ではすくなすぎる、ということも念のため覚えておきましょう。



香典を入れる不祝儀袋の記載の仕方

不祝儀袋に現金をただ入れれば良い、というわけでもありません。身内の香典を渡す時、表向きは「御霊前」か「御香料」とかきましょう。

のし袋は白黒の水引か双銀を選びます。氏名を書く時には結婚式などお祝い事で使用する黒々とした墨ではなく、薄墨を使う必要があります。これは故人が亡くなってしまったことによる悲しみの涙で文字がにじんだ、という意味を表していますので気を付けましょう。

宗教によっては「御霊前」という表現を受け付けないところもありますので、用意する前には身内に表記を確認することをすすめます。

更に言えば、中に入れるお札は新札ではなく、少し古いものを選ぶか、新札を折って折り目をつけてから入れるようにしてください。



香典を受付で渡す際のマナー

お通夜や葬儀では受け付けがあるのが普通ですので、受付で記帳したあとに香典を渡します。その時に、受付の人にお悔やみの言葉を一言添えることを忘れないようにしましょう。言葉は、「この度はご愁傷様です」や「心よりお悔やみ申し上げます」といったもので、ハキハキではなく小声で言うのが正しいマナーです。

不祝儀袋は袱紗に包んで持参し、渡す時に袋を出します。渡す際には「御霊前にお供えください」と一言添えればなおよしです。家族葬にて全てのものを辞退している場合には、そもそも受付がないこともありますので、お金が無理なら、と花や果物などのお供え物を持参するのもやめましょう。訃報連絡や家族葬の案内をしっかりと読み、判断してください。

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