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家族葬での香典の書き方

 家族葬で行う葬儀だからといっても、故人や遺族との付き合いの程度や関係性などにより香典を持参することになります。
 家族葬ということで本当に身内だけで葬儀を終えたとの知らせを受けて、その時にはじめて亡くなったことをしることもあります。生前に交流があったりお世話になっていた場合には後日香典を自宅へ持参することもあります。
 身内だけでお別れをしたとのことで会社関係の方の香典を辞退されることもありますが、気持ちをどうしても伝えたいという時もあるのです。


もくじ
  1. 「御香典」「御香奠」「ご香料」が一般的!49日を過ぎたら「御仏前」
  2. 神道、キリスト教、無宗教など宗教宗派で異なる書き方
  3. 連名で出す場合、また、「一同」とくくり、返礼を断る気遣いを
  4. 香典返し不要である旨を明記しよう


「御香典」「御香奠」「ご香料」が一般的!49日を過ぎたら「御仏前

 家族葬を行ってお別れをする人は身内だけでのお別れということで、現役で会社に働いていた場合は別ですが香典を辞退するという方もいます。
 時には家族葬といってもお世話になった会社に知らせて葬儀となる場合もあります。その場合や後日亡くなったことを知った時には香典を遺族の元に持って行くようになるのです。
 香典の書き方は一般的には御香典や御香奠やご香料が一般的となっていますが、丁寧な感じになる御香奠がすすめられます。家族葬での葬儀だったことから知るのが遅くて後日となり49日を過ぎていた場合の書き方には、御仏前や御供物料などで49日以前の場合の書き方は仏教では御霊前と書きます。
 それでも遺族から辞退の知らせがあった場合には、香奠は持参しないということもあるのです。
49日未満 御香典、御香奠、ご香料
49日以降 御仏前


神道、キリスト教、無宗教など宗教宗派で異なる書き方

 知り合いやお世話になった方が亡くなり、家族葬で葬儀が行われた時に特に遺族から香典の辞退するという話しがない場合には香典を持っていくようになります。その時の書き方は亡くなった方や、葬儀を執り行う家族の方の宗教により書き方に違いがあるのです。
 神道の場合は御霊前や御玉串料と書くのが一般的となりますが、仏教の時に使われるようなハスの花などが描かれたものは使いません。キリスト教での書き方はお花料と書くのが一般的となります。キリスト教でもカトリックと分かっていたら、御霊前や献花料や御白花料やミサ料です。
 一方プロテスタントでは弔慰料となります。無宗教の場合は書き方に決まったものがないこともあり、最も無難となる御霊前や御香奠とするのがすすめられます。
宗教宗派 表記
神道 御霊前、御玉串料
キリスト教 花料
カトリック 御霊前、献花料、ミサ料
プロテスタント 弔慰料
イスラム教 香典辞退存在しない


連名で出す場合、また、「一同」とくくり、返礼を断る気遣いを

 葬儀にお気持ちとし会社関係の有志一同や、友人一同として葬儀の時や後日に持参することもあります。その時には遺族から返礼をしようとなった時に、誰と誰なのかが分からないと困ることになるのです。有志一同や友人一同として渡す時には、返礼は不要との一言を付け加えることで遺族の方の気持ちの負担も軽くなります。
 有志一同や友人一同とするのは1人1人の名前で出すより金額的に1人の経済的負担が少ない場合が多いので、返礼の気遣いは要らないと伝えることがマナーです。
 家族葬で葬儀をする時には他の方たちの負担もないようにとの気持ちもあることが多いので、遺族から香奠の辞退の言葉などがあった場合には持っていっても返礼の気遣いをしないようにとの心遣いが大切になります。


香典返し不要である旨を明記しよう

 家族葬での葬儀を行うのは故人の希望があったり、遺族の考えで行われるようになります。その時に香典の辞退がないような時には、気持ちとして持っていくようになるのです。その時には持参した人の名前を書くのは当然になりますが、そこに一言返礼は不要ということを入れることがすすめられます。
 特にそれが有志一同や友人一同などの場合には、特にしっかりと記しておくのが良いです。
 個人であっても本当に心からの敬意を表すもので返礼などを求めていないというのを明記しておくことがすすめられます。家族葬ということでお互いの葬儀の場合のやりとりなどを望まないということにすることで、気持ちがスッキリとただ故人を悼んでのお別れとなるのです。
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