家族葬の場合にも、法要を営む場合はお布施やゲストの食事の準備が必要です。早めに準備を開始するなどの方法で、ゆとりを持つことが大切になってきます。
精霊棚や新盆飾りなどのしつらえを整えて、故人をお迎え出来るようにします。香典を持参するゲストがいる場合は、返礼品なども準備をしておきます。
家族葬だった場合の新盆の迎え方
家族葬の場合の新盆の進め方
家族葬のスタイルで新盆を迎える時にも、所定のやり方を踏まえるのが一般的です。
新盆の進め方は地域によっても若干異なりますので、菩提寺などに尋ねるなどの方法で、手ぬかりなく準備を進めていくのが良い方法です。
法要の席を設ける時には、僧侶へのお布施やゲストの食事の準備も必要です。
新盆の時期に合わせて、早めにこのような準備をしておくと、慌てずにプロセスを進めていくことが出来ます。
初盆を迎える家が多いと、
僧侶のスケジュールを抑えるのが難しくなる可能性が出てきます。
檀家の多い寺の場合は、僧侶のスケジュールによって日取りが左右されてしまうこともあります。早期に電話などで予約を入れておけば、希望通りの日程で法要が営める可能性が高くなります。
初盆を控えている場合は、遅くとも数か月前からお布施などの準備をスタートするのが理想的な方法となってきます。
新盆飾りなどの準備について
法要の有無にかかわらず、新盆を迎える時には新盆飾りなどのしつらえを整える必要があります。
精霊棚や
精霊馬を整えておくと、初盆を迎えるのにふさわしい雰囲気となります。
精霊棚や精霊馬を始めとする新盆飾りのやり方には、地域性がありますので、それぞれの地域にふさわしいやり方でしつらえを整えておきます。
このような時期に欠かせないのが、盆提灯です。亡くなって初めてお盆を迎える時には、
親族から贈られた盆提灯を飾るのが、多くの地域で見られる風習です。
提灯には家紋や故人の名前が入っていることも多く、お迎えの儀式に必要なアイテムとして考えられています。
お盆のシーズンには、このようなアイテムを軒先や仏壇の近くに吊るして、故人の霊をお迎えします。
多くの場合、
初盆用の提灯はその年のお盆の時期だけに使い、使用した後は、しかるべき方法で処分を行います。
当日に家族が身に着ける服装とは
新盆の法要では、家族や親族は
基本的に黒い礼服を着用します。
僧侶を呼んでお経をあげてもらう場合は、服装にもそれなりの配慮が必要になってきます。
ごくごく内輪の家族葬のスタイルを踏襲する時には、略式の服装でも特に問題はないと考えられます。
大勢のゲストを招待するシーンでは、ゲストの手前もあるため家族や親族は礼服で臨んだ方が無難です。
レストランや料亭などで食事をする時にも、家族はスタイルに気を配る必要があります。
メンバーが内輪になるほど、当日のファッションも自由に決められるようになります。
このような席では、アクセサリーなどの華美な装飾品は出来るだけ避けます。
女性は靴やハンドバッグにも、地味なデザインのものを選んだ方が違和感を与えずに済みます。
その場のバランスを考えるのが、一つのポイントになってきます。
ゲストからの香典について
法要の際には、ゲストの多くが香典を持参します。
ですので、
施主は簡単な返礼品を用意しておくことが求められてきます。
お茶や菓子などは、広く利用されている返礼品です。
お盆の場合は、通常の葬式に比べると香典の金額は少なくなることが多いです。
ですが、少額でもお金を頂いたら、某かのお返しをするのがマナーです。家族だけが参加するようなケースでは、お金ではなく、故人が好きだった食べ物や花などをゲストが持参することもあります。
このような場合は、お迎えする方も食事を用意するなどの方法で、適宜調整をします。
葬儀が簡略化している昨今では、お盆の迎え方も大分様変わりしています。
シンプルなスタイルを選ぶ方が増える傾向にあり、最近では既存のルールに捕らわれすぎることなく、全国的に自由なスタイルで供養が出来る状況となっています。