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◆通夜の際に用意する香典帳の役割と香典の由来

○香典帳って何?

香典帳とは香典を整理し・記録しておくための帳面です(誰からいくら頂いたのか)。

この記録を根拠にしてお返しをしたり、今後のお付き合いの参考資料とするものです。

しかし、これは喪家自身の記録であり、本来ならば葬儀の受付の後方で、別の係がこの整理記帳もしてくれることが多くなりました。例えば受付第一列は芳名帳への記名を依頼し、香典があれば受け取り、後方へ渡す。後方の第二列は香典を香典帳へ整理・記帳するということです。

通夜で弔問客は香典を出しますし、葬儀では香典は昨夜包ませて頂きましたと述べると良いと思います。

香典袋はただのお金の包み紙ではなく、香典帳と合わせて保管しておくべき大事なものです。

なぜなら、葬儀の受付は混雑しがちで香典帳に記名がなされないままに香典を受け取るケースや香典帳に記名されているのに香典が見当たらないケースなどの不測の事態が起こりやすいのです。

だからこそ、何度でも確認できるように香典袋は捨てずに香典帳と一緒に保管しておく必要があるのです。


○香典とは

香典は香に始まり、変遷を重ね「こう」ありたいという形までを次に示してみます。

第一に香を焚くこと。第二に米を供えること。第三にカネを供えること。第四に葬式費用の一部を分担すること。第五に弔意を表明すること。第六に涙を流すこと。
これが香典です。

起源としては、釈迦入滅の際に弟子たちが香木を持ち帰り、茶毘に付したとされ、葬儀の際に故人に所縁の深い人が香木を持参し、霊前に焚いて供えたことから始まったものです。

仏教儀礼に欠かせない香は仏教伝来と共に日本に伝えられました。

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