○香典帳や芳名帳に記載してもらうまでの流れ
通夜当日は喪主はたくさんやるべきことがあるので、受付を依頼しておかなくてはなりません。
まず当日の受付の流れとしては準備→受付の挨拶→香典を受け取る→芳名帳に記帳してもう→返礼品を渡す→会場に案内する→香典を会計係に渡すという流れになります。
受付をお願いされた方は喪主側から指示がない限り、通夜が始まる1時間前には会場に到着する方がいいでしょう。
到着後は喪主や遺族に挨拶をし、祭壇へ一礼します。
その後、葬儀社のスタッフと打ち合わせをし、会場のレイアウトや式の流れを頭に入れておく必要があります。
弔問客が香典を差し出しますので、「お預かりします」と言って、香典を両手で受け取って一礼します。
「恐れ入りますが、こちらにご住所とお名前をご記入下さい」と述べたのちに、弔問客に芳名帳を記載してもらいます。
弔問客の記載が終わったら、「ありがとうございます」と述べながら、返礼品を渡します。
弔問客が目の前を立ち去ってから会計係に香典を渡します。
会計係は香典の金額を確認し、香典帳に弔問客の氏名・住所・金額を記入します。
通夜終了後、喪主の方に金庫・香典帳を引き継ぎます。
○香典を出すときは
香典は袱紗に包んで持参します。日本では贈答品などを直接手で持って渡すことは失礼なこととされ、献上台やお盆などを使う形式がとられていました。
香典袋もお盆にのせて、袱紗に包めば完璧ですが、そこまでしなくても市販されている不祝儀用の簡易袱紗で十分です。
色は黒や紫がいいでしょう。藍色や鷲色、黄褐色などシックな色合いも人気があります。