○通夜ぶるまいって何?
通夜の読経、焼香が終わると、別室にてご遺族側から弔問客の皆さんに食事やお酒が振る舞われる「通夜ぶるまい」が始まります。
集まった皆さんで食事をしながら故人の思い出を偲びつつ、故人とともにする最後の食事ですね。
故人を供養するという意味と弔問客へのお礼の意味でもあります。
元々は、肉や魚を使わない精進料理を出したものですが、現在ではあまりこだわらなくなったため、寿司がよくだされているようです。
ビールや日本酒などのアルコール類にも、お清めの意味合いがあるので必ず振る舞われるのです。
通夜ぶるまいの料理のほとんどは、昔は家で準備したようですが、近頃はたいてい仕出し屋さんなどに注文されることが多くなりました。
葬儀社に頼めば手配もしてくれますが、茶菓のみで営まれるところもあるようです。
○通夜ぶるまいの様々な形
神式のお通夜の場合は「直会(なおらい)」と呼ばれる会食をするそうです。
お供えした神饌やお神酒を全員で頂くそうですが、肉や魚でもかまわないようです。
一方キリスト教式では通夜ぶるまいに当たるものはないそうです。
司祭や親しい人たちが簡単な会食をすることはあるようです。
ご遺族の考え・意向によってもそれぞれ通夜ぶるまいの形は変わるでしょう。
来て頂いた参列者全員に席についてもらって盛大に飲食の接待をされる場合もありますし、ごく親しい事前に声をかけた方にだけにするということもありますし、一晩付き添って宿泊するようなごく近い家族だけの通夜ぶるまいもありますよね。