喪主や遺族の立場の時は普通の時と違いますから、いつも通りの振る舞いはできません。
どうしても、ぎこちない行動になってしまいがちです。人生の中でそう何度もある場面でもないので、仕方がないかもしれませんね。
しかし、わざわざ足を運んでくれた弔問客に失礼がないように、立ち振る舞いと対応にはくれぐれも気をつけましょう。
弔問に訪れたお客様に対し 喪主や遺族は祭壇の脇で弔問を受けます。
弔問客が焼香台に進み、目礼をしたら、こちらも目礼で応えます。焼香が終わった後も同様です。もし、見送りの必要のある場合には、世話役か他の親族に喪主や遺族の代わりに行ってもらうようにします。
通夜や葬儀の際に、喪主や遺族が玄関や出入り口で弔問客を出迎えたり送り出したりすることはありません。例え目上の人の弔問でも、喪主や遺族は祭壇の脇で挨拶を受けます。
また、弔問客から声をかけられた場合は、喪主や遺族は席から目礼するか「どうもありがとうございました」と簡単な挨拶をする程度にしておきます。病気や死因についてなど、聞かれもしないことを説明することは控えましょう。
ひとりの人と長々と話をするのも、ほかの方に失礼になります。どの弔問客に対しても平等に接するというのが喪主のマナーです。
通夜の間は、喪主は祭壇の脇に控えて弔問客の挨拶を受けますから、自分から席を立って客の間を回る必要はありません。
喪主として弔問客への挨拶は、通夜振る舞いに移ってからにします。