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◆供花を送る際、受け取る際、飾る際のマナー

一般に供花とは「仏または死者に花を供えること。また、その花。」のことを指します。

葬儀に際しお悔やみの気持ちを込めて送る生花のことです。

読み方は「きょうか」。「くげ」と読ませる場合もあります。

葬儀では祭壇の両側に飾られることが多いです。供花は1対(2基)で送る物という習慣もありましたが、近年では、1基のみという場合も増えています。

供花をいただいた場合に、後日、香典返しのように、何かお礼をしなければと考えられると思いますが、基本的に、供花や弔電に対してはお礼はしなくても良いとされています。

祭壇をたくさんの生花で飾る場合、以前は白を基調とした菊を選ぶのが一般的でしたが、最近では生前、故人が好きだった色の生花なども飾られるようになってきました。

供花は、花輪と生花があります。花輪が数多く並んでいると、 葬儀を盛大に印象づける効果がありますが、最近喪家の立地条件の制約や、しめやかな葬儀が虚飾に流れるのを傾向などから花輪は減少しつつあります。

都心から離れた地方では見栄えがする花輪を贈ることが多いです。

花輪は、故人の勤務先や取引先の企業、あるいは関係した団体が贈るもので、個人の名になっていても、 公的立場の代表者に限られ、純然たる個人は贈らないのが普通です。

親族、親しい友人、知人は供花として生花を贈ります

派手な花は避け、白菊、ストックなど、白い花を基調とするのが原則です。

故人が好んだ花が派手で紅系の花の場合には、白い花を中心に一輪添えるのも気がきいています。

少し前まで供花といえば、菊の花が一般的でした。祭壇の両側に芳名札付きの菊のカゴ花が、段々に置いてある光景を思い浮かべるでしょう。

しかし、最近の供花は必ずしも菊の花ばかりとは限りません。

最近では祭壇デザインが多様化し、従来の白木祭壇は減少傾向にあります。

色とりどりの生花をメインにした祭壇や、キャンドルやオブジェをメインにしたデザイン祭壇もありますから、祭壇のデザインに合った供花が増えています。

その場合、芳名札もはずされ、入り口付近に芳名版としてまとめられいてることが多いようです。

地域によっては花環や樒(しきみ・しきび)を贈ることが一般的な場合もあります。

故人や遺族の意思で、供花を辞退したい場合は死亡の連絡をするときにその旨を伝えます。葬儀社や受付係にもきちんと伝えておき、もし送られてきた場合は 事情を説明し、丁寧に断ってもらいます。

また、受付にもその旨をきちんと明示しておいてもよいでしょう。

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