お通夜と葬儀の席では、必ずご会葬いただいた方へ感謝の気持ちと故人との最後のお別れをしていただくために通夜ぶるまいと精進落としという席を用意します。
仏式によるお通夜は、僧侶様をお迎えするところから始まります。僧侶にことを「導師」と呼びます。
導師が到着されたら参列者は葬儀社の担当者からの指示に従って会場に集まって導師の入場を待ちます。
この時の座る順番が次のように決められています。
祭壇に向かい右側に喪主、ご遺族、近親者、ご親戚となります。
左側にはご僧侶、葬儀委員長、世話役、故人の仕事関係、友人等になります。
導師が入場し、一同着席すると読経が始まります。この間に喪主を先頭にして親族、次いで一般参列者の順でご焼香を行います。
自宅など会場が狭い場合は、その場に座ったままの回し焼香を行う場合もあります。
ご焼香は喪主から始めるのが一般的ですが、会社での社葬など特別な場合は葬儀委員長から始めます。
読経、そして焼香 次いで説法という流れで一連の儀式が済むと導師が退場されます。
そして、喪主は会葬者に挨拶をして通夜を終了します。
通夜が無事に終わったら弔問客や世話役などに夜食やお酒を飲んでいただきます。
これが通夜ぶるまいというのです。
精進落としは葬儀、告別式が終わった後に行われる宴です。
どちらもお手伝いの方を依頼するなどきちんと段取りを組む必要があります。
近所の方がお手伝いをしてくれる場合は勝手がわからない場合が多いですので身内の方が一人でもその場にいるようにしましょう。
このような席では、来て下さった方々への感謝の気持ちを込めて行うことが重要です。