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◆葬儀の返礼品と会葬礼状に関して

返礼品とは
通夜や告別式に弔問に訪れた方に対し、お礼の気持ちとして礼状ともに渡す品物のことです。
次の3つに大別されます。

① 通夜返礼品
通夜振る舞いの席に出ないで帰る人に渡す返礼品

② 会葬返礼品
香典の有無に関わらず会葬者すべてに渡す返礼品

③ 香典返し
香典をもらった人にお礼として渡す返礼品
葬儀の当日に渡す即日返しと、忌明け(四十九日)に郵送する忌明け返しがある。

もともとはこのように区別がありましたが、昨今では通夜と告別式に同じ返礼品を弔問に訪れた方全員に 会葬礼状とともに渡し、香典をいただいた方には忌明けに返礼品を発送することが多くなってきています。
返礼品には500円~1000円の物を用意することが多いです。

また、忌明けの返礼の煩雑さや渡し損ねを防ぐために葬儀の当日に、香典の額に関わらず、2500~3000円の品物を返す即日返しが全国的にも広がってきています。

三十五日や四十九日の忌明けを待って、返礼する忌明け返しでは 半返しといって香典の額の半分の品物を返すのこともあります。

地方、地区によって習わしが違っていますので、通夜、葬儀が行われるの地の慣例に沿うのが良いでしょう。

会葬礼状はもとは葬儀の後に参列者に郵送するものでしたが、昨今では会葬礼状を当日に手渡しすることが多くなっています。
会葬礼状は葬儀費用の基本セットに含まれている場合もあります。
含まれていない場合は葬儀社に依頼して用意してもらいます。
一般的な会葬礼状では文章に句読点は入れません。また縦書きにするのが慣例です。
文例
亡妻●●●●の葬儀の際にはご多用中にもかかわらずにご会葬いただき かつ過分のご厚志を賜り誠にありがとうございました 心より御礼申し上げます
本来ならば拝眉のうえ御礼申し上げるべきところではございますが 略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます
 平成○○年○○月○○日
  喪主 ○○○○

最近では個性豊かな会葬礼状もあります。
故人との思い出を書いたり、印象に残っている故人の言葉や写真を添えたものを多くなっています。
この場合は句読点もつけ、横書きでも構わないでしょう。

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