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◆死に装束や、白装束、納棺の際の副葬品について

死に装束(しにしょうぞく)とは、故人に対して施される衣装のことです。

古くは切腹する際の衣装(装束)も死に装束と称されました。

また、白を基調とすることから白装束(しろしょうぞく)とも称されます。

故人が死後の世界へ旅立たれるための衣装となるので、こうでなければならないという決まりはありません。

そのため、最近では故人が愛用していた衣服を着せたり、ご遺体の上に掛けたりして死装束の代わりとすることも多くなっています。

仏教徒の場合は、死装束は四十九日の旅をする姿としてとらえているため、脚に白足袋、脚絆、手には手甲、頭には天冠(てんがん)を付け、着物として経帷子(きょうかたびら)を身に着けさせます。

ただし、宗派によっては、死後の四十九日間の旅はなく、すぐに仏の世界に行くという教えがあるため、死装束は身に着けないケースもあります。

以前は、ご遺族の手で故人のご遺体を洗い清めていましたが、病院で亡くなった場合などは、死後の処置として病院側でご遺体をきれいに清め、清潔な浴衣に着せ替えてくれることが多くなったため、これまでのようなやり方ではなく、肌の出ている部分をご家族が清浄綿で拭き清めるという方法に替わってきています。

納棺は、ご遺体を棺に納める儀式のことです。

副葬品として故人の愛用していた品物を一緒に入れてあげます。洋服や好きな食べ物などでもいいです。ただし、火葬の妨げとなるプラスチックやガラス、金属やビン類、危険性のあるライターやスプレーなどは入れることができません。

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