故人の臨終に立ち会った医師に死亡診断書と死亡届(遺体となった書類)を必要な枚数分書いてもらって
病院への支払いを済ましたら、遺体の搬送を行います。遺体は、自宅へ搬送をするか、決まっていれば直接
通夜や葬儀を行う葬儀式場へ葬儀社の搬送車で運んでもらいます。搬送車は、葬儀社にお願いしましょう。
葬儀社は、葬儀社が既に決まっている場合は、その葬儀社に連絡をします。決まっていない場合は、病院に
出入りしている葬儀社を紹介してもらうのも良いでしょう。搬送だけお願いしたい場合は、『搬送だけお願いし
ます』とお願いすれば問題ないでしょう。
遺体を搬送したら安置場所を決めます。納棺までの間、下記のことに周囲をして安置しましょう。葬儀社のス
タッフがドライアイスの処置などをして作業をしてくれます。
1.遺体の向き
頭を北向きにして布団に寝かせます。間取りの関係で北枕が出来ない場合は、西枕にするか仏壇に頭を
向けて寝かせます。遺体の手は、胸元で組ませ、頭には白布をかけます。
2.布団
遺体が温まらないように、薄めの布団に寝かせます。その際、ふとんは上下を逆さにひきましょう。
3.数珠
手首に掛けるか、そばに置くようにしましょう。
4.守り刀
刃先を足側に向けて、胸元に置きましょう。魔よけの意味があるようですので、浄土真宗などの宗教では
行わない儀式です。
これら一連の処置は、葬儀社のスタッフに行って貰えますので、葬儀社のスタッフに相談してお任せしましょう。