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◆死に化粧について

末期の水を取った後に、亡くなられた方を清めるために清拭や湯灌を行います。
清拭とは、アルコールで遺体を拭いて清めることを言います。
湯灌とは、ぬるま湯で遺体を洗い清めることを言います。
いずれも亡くなられた故人の現世の苦しみや迷いを遺族や近親者で洗い清めて成仏を祈る儀式です。

遺体を清めたら、死に化粧を行います。
死に化粧には遺体の魂や霊を死に顔を整えることによって、故人を慰める意味があるとされています。

遺体が男性の場合、代表的なのはひげを剃ったりします。
女性の場合は、おしろいやほお紅、口紅をさして薄化粧をします。
含み綿を口にふくませ、顔を整えるようなことも代表的な死に化粧と言えます。

死に化粧は、病院のスタッフや葬儀社のスタッフが行いますが、臨終後の全ての作業を専門のスタッフにお
任せすることもできます。これをエンゼルケアと呼びます。
最近では、遺体から体液を抜き専用の薬剤を注入して、ドライアイスなど保存の対応をすることなく、20日間
くらい衛生的に保存することができるエンバーミングという方法もあります。
エンバーミングは、エンバーマーという専門家によって亡くなられた遺体を生前の姿に近づける処置の事で、
アメリカなど欧米では、昔から行われているもののようです。
キリスト教など教会で行う葬儀では、ビューイング葬を行いますが、その際にエンバーミング処置を施すこと
もあるそうです。

エンバーミングの費用は20万円くらいとされています。専門の業者がいない場合がありますので、希望があ
る場合は葬儀社に問い合わせてみると良いでしょう。

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