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　家族葬にするというお知らせがあった場合、行くか行かないかを決めるのは喪主側に確認してからにします。
　今は通夜無し・食事無しという簡素な家族葬を望まれる場合も増えています。
　冠婚葬祭は親族トラブルの宝庫です。何かと気にくわないことをしたり、されたりするとすぐに親族間の喧嘩に発展する例がたくさん見受けられます。
　礼儀をつくして事前に通夜や本葬の予定に合わせて参列してよいのはどの範囲までか、香典や供花は受け付けるのかを確認するようにします。



　家族葬は基本「故人と近しい親族」が参加する葬儀ですが、親族といってもどこまで参加していいのか確認する必要があります。
　喪主が長男で妹の子供まで含めていいのか、妹までなのかといった問題があるのです。もし、勝手に子供まで含めるとたくさん子供が増えてその子供同士のデキの良さ悪さがあって、それがトラブルになったりします。冠婚葬祭は親戚トラブルのキッカケになりがちです。
　喪主の意向にそぐわないものに対する怒りはこわいものがあります。悲しみが大きいほどに、その時のマナー違反や気にいらない親族の言動は冷静でいられなくさせてしまいます。
　確認して子供の参列を断られたら行かないようにしましょう。供花も勝手に大き過ぎるものを贈ったり、香典も辞退しているのに贈ったりするのも怒りをかう原因になります。


　親族であっても過去に遺恨があったり、兄弟姉妹で仲が悪かったりすると呼ばれないケースもあります。
　それを親族だからと勝手にお通夜など行くと親族間トラブルの原因となります。通夜無し・食事なしというケースもあるので何があって何がないのかも確認します。
　まず喪主の気持ちを最優先にして負担をかけないようにしないといけません。辞退していることを無理矢理されることも負担になりますが、呼んでもいない険悪な仲の親族が通夜や本葬にやってくるのも負担というよりストレスになります。
　せっかくのゆっくりと故人を偲んでお見送りしようとしていた心に水を差すことになります。相手の気持ちを考えてそんな時は参列辞退する配慮が必要です。


　家族葬の「近しい親族」としていても、故人が生前特に親しくしていた友人は参列を依頼されることがあります。
　そんな時はせっかくのお悔やみを伝える機会なので、余程の事がない限り参列辞退せず参列するのが礼儀です。友人としてお悔やみの言葉を伝えましょう。
　参列辞退する場合は、きとんと相手に理由を伝えるようにしましょう。お邪魔になるのではないかと判断してしまい、相手の負担を考えて断ったつもりが、友人なのにお悔やみの言葉もないのかと反感を買うおそれもあります。
　通夜無し・食事なしの場合など行かないままになってしまうのはよろしくないので、落ち着いた頃49日までの間に弔問すればよいでしょう。その際も香典は避けてお菓子や果物が無難です。


　家族葬なので香典などは辞退しますという場合は多いです。辞退しますとはっきり言っていない場合は一応準備はしておいた方がいいでしょう。会場で他の親族の様子をうかがって出すか出さないか判断すれば良いです。親族なので一般の葬儀の際の香典よりは高めに入れるようにします。
　香典は特に親族には香典返しという負担になるので、注意が必要です。参列してみて断られたら、無理を言わずすぐに引き下がりましょう。喪主の負担にならないようにすることが大事です。
　香典を辞退する旨はっきりいわれている場合は不要です。それでも心配になる人もいるかもしれないのでそのときは念の為準備しておくと良いでしょう。喪主の負担にならないようにすることが大事です。