家族葬の場合にも、段取りは必要です。
菩提寺との相談やどこまで呼ぶかの判断も、求められてきます。お香典に関する意向は、その都度伝えることが必要です。
情報の開示の仕方が、このスタイルの葬儀では重要になります。
家族葬の進め方について
1,段取りが大切になります
2,菩提寺との相談も求められてきます
3,どこまで呼ぶかが問題です
4,お香典への対応について
1,段取りが大切になります
最近ブームになっている家族葬も、段取りは事前にしっかりと行っておく必要があります。
このスタイルで葬儀を進める場合、内容に関してはほぼ通常の葬儀と同じです。
遺体のお迎えから納棺、通夜といったプロセスで葬儀は進んでいきます。
従って、一連のプロセスに関わる段取りや、細かい打ち合わせは必須です。
家族葬を手掛ける葬儀社では、具体的な葬儀の段取りや進め方について随時相談に応じています。
葬儀社のサービスを利用する場合は、スタッフのリードに沿って詰めた話し合いをしていくことになります。
このような小規模葬の特徴や一般的な葬儀との違いなども、葬儀社スタッフの話を聞くことで、より明確に理解できるようになります。
家族葬の特徴については、細かい点まで十分に把握しておくことが大切です。
疑問点があれば、その都度確認しておきます。
2,菩提寺との相談も求められてきます
家族葬の場合にも、お坊さんの派遣は菩提寺に依頼するという方が圧倒的に多いです。
お坊さん側も、最近ではこのような新しいスタイルの葬儀について把握していることがほとんどです。
ですので、喪主の意向を伝えればすぐに理解してくれます。
ただ、
葬儀の流れに関しては菩提寺側の考えも取り入れることが重要です。
通夜を行わない1日葬のスタイルは、一般的なお坊さんにとって余り馴染みのないものとなります。
そのため、
場合によっては通夜を勧められることも出てきます。
そのような場合は、誠意をもって話し合うのが一つの方法です。
こういったプロセスで菩提寺との関係が壊れると、葬儀の際にも支障が出ることがあります。
通夜式と葬儀をそれぞれ執り行う場合は、特に問題は起こらないと考えられます。
お坊さんの気持ちを害さないように、丁寧にお話を切り出すのがポイントです。
3,どこまで呼ぶかが問題です
近頃の家族葬は、知人や同僚をどこまで呼ぶかが大きな問題になります。
葬儀の情報は思わぬところから漏れてしまうことがあり、時に物議を醸しだします。
このスタイルの葬儀では、通常は家族や親せき、親しい友人などが中心です。
ですので、余り親交のない知人や同僚は、呼ばなくても良いと考えられます。
葬儀の連絡をする際には、そういった点を考慮して対象を絞り込みます。
新聞の訃報欄などに情報を掲載すると、自然、葬儀の情報も知れ渡ります。
ごく
内輪だけの葬儀を希望する場合は、新聞に訃報を載せることは控えた方が無難です。
お香典などを辞退する旨をコメントに載せていても、情報が知れると自主的に葬儀に参列する方が出てきます。
そのような方への対応は、意外に負担になることが多いです。
どこまで呼ぶかは、負担を軽くするためにも熟慮したい部分と言えます。
4,お香典への対応について
参列を希望しない方からお香典を頂くことを避けるためには、遺族側の意向を何らかの形で伝える必要があります。
葬儀の案内などを公開する場合は、式場や葬儀の時間について極力情報を開示しないことが肝心です。
訃報をやむを得ず伝えなければならない時は、
お香典を辞退することを丁重に述べます。
文書で伝える場合にも、お香典に関するコメントを加えるのがベストです。
このようなスタイルは、特に高齢者にとっては戸惑いの元になります。
情報が曖昧だと誤解が生じることがあり、人間関係にもマイナスです。
このような葬儀の時には、概して他人とのトラブルなどが生じやすいため、言動には慎重を期するように心がけます。
葬儀社スタッフに相談してみるのも、一案です。様々なケースに遭遇しているこの手のスタッフであれば、的確なアドバイスが出来ます。