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◆出棺時の会葬者への挨拶や注意すべきポイント

○出棺時の挨拶
出棺に先立ち、喪主もしくは遺族代表者による挨拶が行われます。

話すべきポイントは4つあります。
1. 自分と故人との関係
2. 参列者に対するお礼
3. 生前の故人との交友に対するお礼
4. 今後、遺族に対する支援のお願い

挨拶が行われている間は、喪主の代理が位牌を持ち、それに次ぐ遺族が遺影を持ち、遺族全員が参列者の方を向いて並びます。

喪主の挨拶が終わったら、全員で深く一礼をしましょう。


○別れの儀
出棺に先立って、親族、会葬者による最後の別れの儀を行います。

告別式終了後、近親者や友人らにより棺が祭壇から下されます。

この時、頭が北を向くようにします。

棺の窓を開け、遺族や近親者、友人知人など、故人と縁の深い順に最後の対面をします。

その際、祭壇や棺の周りに飾られている供花を遺体の周りに飾ります。

花は葬儀担当者がおぼんに載せて準備し、手渡してくれます。

これを「別れ花」と呼んでいます。

別れ花を入れる際に、故人の愛用品を棺に入れる場合もありますが、金属製やガラス製の物は火葬の時に遺骨を傷つける恐れがあるため入れません。


○釘打ちの儀式
別れが済むと「釘打ちの儀式」が行われます。
打ち方は葬儀業者が金づちで半分打ち、その後に遺族が血縁の順にこぶし大の石で、軽く2回ずつ打ち、最後に葬儀業者が金づちで封じるのが一般的です。

釘打ちの儀式は、三途の川を死者が無事に渡り、浄土へたどり着くようにと願いを込めて行われます。


○出棺
釘打ちの儀式が終わったら、棺を霊柩車に運びます。運び手は近親者や友人など若い男性5~6人で行います。

運び出す時は遺体の足側を前にし、霊柩車に納める時も同じく足側から納めます。

霊柩車の扉は閉じられ、僧侶の打つ弔鐘、あるいは長いクラクションとともに火災場へ向けて出発します。一般会葬者は合掌して見送ります。

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