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◆枕経と戒名の決め方や決めるタイミングについて

「枕経(まくらぎょう)」とは、亡くなられて最初に読んで頂くお経を「枕経・マクラギョウ」といいます。亡くなられてからまず最初に行われる仏教儀式です。
遺体を納棺する前に故人の枕元でお経をあげるので「枕経」といいます。
亡くなられてからなるべく早く菩提寺に連絡をして、僧侶に来ていただき枕経をあげてもらいます。
これは仏式での葬儀の場合にのみ行われます。
枕経の段階では、祭壇などは必要ないですし、枕飾りが出来ていれば充分です。
遺族ももちろん同席しますが、まだ喪服を着る必要はありません。
戒名は死後すぐに菩提寺の僧侶に依頼して、枕経がすんで納棺するまでか、遅くとも通夜の読経がはじまるまでにつけてもらいます。
生前に戒名をもらっていない場合、この時点で戒名の相談や、葬儀の規模(僧侶の人数など)の相談をしましょう。よく分からない時は遠慮せず確認しましょう。
故人の菩提寺・宗派の確認をしておかないと後で問題が生じる可能性がありますので注意しましょう。故人の人柄や生前の職業などを伝えて、故人にふさわしい戒名をつけてもらいましょう。
菩提寺が遠方にあり、葬儀は別の寺院に依頼する場合も、仏名は菩提寺に依頼します。
菩提寺や宗派がわからない場合は、俗名のまま葬儀をすませて、あとで菩提寺や宗派を確認してつけてもらいます。相談しないで仏名をつけると、菩提寺に墓がある場合は納骨を受け入れてもらえないこともあるので注意しましょう。
戒名の格付けはランクの高い順に以下の通りです。

1. 院号・院殿号:最上の尊称 
2. 道号:悟りを得た者の称号 
3. 法号:本来の戒名 
4. 位号:法号の下につくもの。
このうちの「法号」が戒名ということになります。格付けが高くなるとその上に道号や院号などが付き、文字数が増えるというわけです。さらに「位号」は以下の11に内訳され性別や年齢が表されます。
1. 居士(こじ):特に信心深い男性 
2. 大姉:特に信心深い女性 
3. 信士:在家で仏道を修めた男性 
4. 信女(しんにょ):在家で仏道を修めた女性 
5. 童子:7~15歳くらいの男子 
6. 童女:7~15歳くらいの女子 
7. 該児(がいじ):就学前の男子 
8. 該女:就学前の女子 
9. 嬰児(えいじ):男子の乳幼児 
10. 嬰女:女子の乳幼児 
11. 水子:死産・流産した胎児。

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