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家族葬で「通夜なし」や「通夜振舞いなし」は有りか?

 家族葬は通常の葬式と勝手が違うため、戸惑ってもおかしくないです。
 それはマナーや費用など様々ありますが、そのうちの1つに通夜が挙げられます。一般的に家族葬は身内しか参加できない葬式であるものの、故人と親しかった外部の人間が「せめて通夜だけでも」と願うケースは数多いです。
 正しくは告別式と言った方が良いですが、いずれにしても葬式を執り行う側の遺族にしてみれば悩ましいと言えます。特に料理に関する費用は大きく1名につき3000円から1万円程度と幅は広いですが、3000円を選んでも人数がいれば、高額になってしまいます。通夜振舞いの費用が大きな負担になることも多く、 家族葬において、通夜無しというのは、ありなのかどうか?


もくじ
  1. 通夜無しで家族葬を行う事も可能
  2. 通夜が無ければ僧侶は告別式と火葬の時だけ!更にコストカット
  3. 通夜をやるのであれば、通夜振舞いなしは厳しい
  4. 通夜振舞いや通夜が終わった際の喪主の挨拶例


通夜無しで家族葬を行う事も可能

 まず結論から言えば、家族葬は通夜なしで執り行えます。
そもそも家族葬は家族や親族のみしか参加できない葬式で、弔問客を招くものではないです。いわゆる密葬に近く、そのため通夜をする必要性がないと言えます。
 一昔前であれば常識外だとされていた家族葬ですが、近年では人気の葬儀です。
 その理由は様々あるものの、通夜といった通常の葬式では背負わなくてはならない負担をなしにできる事が挙げられます。どのような葬儀であっても慣れる人などおらず、故人との別れというストレスに耐えながら一通りのセレモニーを完遂する事は並大抵のものではないです。
 特に弔問客を招いたうえでもてなしをする事は精神だけでなく、経済的な面でも負担がかかります。
 反対に言えば家族葬はそのデメリットをあえて消去できるため、人気というわけです。


通夜が無ければ僧侶は告別式と火葬の時だけ!更にコストカット

 通夜とは元々、残された遺族が個人との親しい時間を過ごす夜を指しています。
 とはいえプライベートな時間ではなく、僧侶を招いたうえで読経をしてもらったり弔問客とともに焼香をしたり等儀礼的な一面が強いです。そのあとで会食もとい通夜振舞いをしなくてはならないため、ゆっくりと過ごせるとは言い難いとされています。
 おまけに儀式が始まる時間は午後18時から19時で、通夜振舞いは午後21時から午後22時までです。
 早くても翌日に執り行われる葬儀、そして会食や戒名をもらうための僧侶へのお布施を考慮すればそのコストは計り知れないと言えます。
 しかし通夜がなければ、少なくとも会食の用意をしなくていいのでコストカットが可能です。

お布施の相場

  • 僧侶1名の場合で、通夜と告別式の2日間お願いする場合(戒名込み)
  • お布施の相場:20万円~35万円


通夜をやるのであれば、通夜振舞いなしは厳しい

 家族葬で通夜を行う場合、どんなに本来の意味合いを引き出しても現在告別式扱いされているので弔問客を招かなくてはならないです。
 そうなった場合のコストは覚悟しなくてはならないと断言します。
例を挙げるなら僧侶へのお布施で、1万円から6万円が基本です。実のところお布施の金額次第で戒名のつけ方が変わるところがあるため、こだわる人は手抜きできないと言えます。
 けれど戒名にこだわったとしても、通夜振舞いもまた手抜かりできない存在です。
 ただし通夜振舞いは葬儀社に相談すれば、コストを抑えられます。例えばメニューを安くするといった工夫をし、1人3000円から5000円の品を2000円にコストカットしてくれるケースは確認済みです。

通夜振舞いの計算式

  • 1名3000円から5000円程度×人数
  • ただし、アルコールやソフトドリンクなどは別料金の場合有り


通夜振舞いや通夜が終わった際の喪主の挨拶例

 基本的に通夜が終わった際の喪主の挨拶は参列者への感謝を述べ、最後に葬儀の日程を伝えて締めくくられます。
 具体的には…

「本日はお忙しいところ、故人のために参列して下さって有難うございました。故人も生前から皆さまに感謝しており、きっとこのように見守られて喜んでいるはずです。今後は家族で助け合って故人の分も頑張って参りたいと思っているため、皆様には変わらぬご厚情をお願いいたします。なお明日の葬儀と告別式は午前10時からとなっています。何卒宜しくお願い致します」


といった具合です。

 あるいは…

「本日はご多用にも関わらず、駆けつけてくださってありがとうございます。まだこの別れに信じられない気持ちはあるものの、ご厚意を頂いた皆様に支えられて旅立った事を思えば幸せな人生だったと思えます。明日の葬儀と告別式は午前10時からとなっていますので、皆さまよろしくお願いいたします」


が挙げられます。
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