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家族葬の場合の挨拶のタイミングと事例

 家族葬とは家族や親族だけで執り行われますが、お坊さん、通夜振舞い、出棺などで挨拶を行う必要があります。
 それぞれに盛り込むべき内容がありますので、例文を参考にして文章を作りましょう。そして、何よりも心を込めることが大切です。


もくじ
  1. お坊さんへの対応について
  2. 弔問客に対する挨拶について
  3. 通夜振舞いではどうしたら良いか
  4. 出棺ではどうしたら良いか



お坊さんへの対応について

 家族葬とは家族や親族だけで執り行う葬儀ですが、挨拶をするタイミングは何度も存在しています。特にお坊さんに対してはマナーが必要となります。
 到着した際には「ご足労いただいてありがとうございます。不慣れですのでご指導くださいますよう、よろしくお願いします」と伝えましょう。
 そして、お坊さんにはお布施を渡さなければなりません。そこでは「このたびは誠にありがとうございました。無事葬儀を執り行うことが出来ました。些少ではございますがお納めください」と伝えて、一緒にお布施を渡しましょう。
 また、具体的にどれだけの金額を包んで良いか分からないことも多いでしょう。そういった場合は「お布施の用意をしなければなりませんので、恐れ入りますがいかほどご用意したらよろしいでしょうか」と聞いておきましょう。
 また、親族に相談出来る相手がいたら、そういった親族に聞くことをおすすめします。


弔問客に対する挨拶について

 家族葬は家族や親族だけが訪れる葬儀ではありますが、葬儀のひとつです。しかし、いくら親しい顔ぶれだったとしても簡単なメッセージなどを用意しておきましょう。
 故人との思い出や人柄を感じさせるようなエピソードが良いでしょう。一般的な葬儀の場合はフォーマルなものが求められますが、そこまでフォーマルである必要はありません。
 そして、一般的な葬儀の場合は接待なども必要になりますが、そういったこともありません。
 しかし、いくら家族葬だったとしても親しい方などを呼ぶケースも考えられます。そういった場合はある程度フォーマルなものを用意しておいた方が良いでしょう。「本日はお忙しいところ葬儀にご会葬くださり、ありがとうございます。皆様からのメッセージに故人も喜んでいると存じます。今後も故人の教えを守って精進してまいります。本日はありがとうございました」などが基本的なものです。


通夜振舞いではどうしたら良いか

 お通夜では通夜振舞いが行われますが、このタイミングでも挨拶が必要になります。
 それでは、どういったものが良いのでしょうか。「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。皆様のお越しを故人も喜んでいると存じます。皆様にはささやかではございますが、お食事をご用意しました。故人の供養のためにもお召し上がりください」などが良いでしょう。
 そして、通夜振舞いが終了した際も必要です。「本日はありがとうございました。皆様のおかげで通夜を滞りなく終えることが出来ました。夜も遅いのでここでお開きとさせていただきたいと思います。明日は告別式が執り行われますので、よろしくお願いいたします」と伝えましょう。お通夜の翌日に告別式が行われますので、告別式のスケジュールも伝えましょう。


出棺ではどうしたら良いか

 出棺では弔問客への感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。故人がお世話になった方に対するお礼を重視した挨拶にしてください。また、故人の死因や生前の様子、人柄などを混ぜると良いでしょう。そして、今後の決意なども最後に盛り込んでください。
 大往生だった場合は「大往生と言える安らかな最期を迎えることが出来ました。故人が豊かな人生を過ごすことが出来たのは、ひとえに皆様のおかげです。深く感謝いたします」などが良いでしょう。闘病の末に亡くなった場合は「入退院を繰り返しており、家族に見守られながら安らかな最期を迎えました。生前賜りましたご厚情に感謝申し上げます」などが良いでしょう。これらのパターンを参考にしてください。
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