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家族葬の場合の供物の贈り方

 葬儀の際、供物にどんな品物を贈ればいいのか迷ってしまう人は多いと思いますが、そもそも誰が誰に贈るものなのか、どんな事例があるのか、家族葬の時の贈り物に関してはどう対処すればいいのかなどを考えてみましょう。


もくじ
  1. お葬式でのマナーは大切
  2. そもそもの習慣や意味
  3. お葬式での注意点
  4. 家族葬では特に慎重に


お葬式でのマナーは大切

 近年、親族や家族が亡くなった時に大々的なお葬式をするのではなく家族葬にしてシンプルなお葬式にする方が増えているようです。結婚式などでも地味婚とも呼ばれる小規模のものが増えていますが、冠婚葬祭に関しては全体的に小さめの規模にして金銭的な、また時間的な負担を減らす傾向が強いようです。
 お葬式の時は供物を送る習慣が古くからあると思いますが、家族葬の時などはどのようなマナーが存在するのでしょうか。どんな品物を送った事例があるのか興味のある方もいらっしゃるでしょう。
 そもそも誰が誰に贈るものなのかじっくり調べてみることによって、失礼のないように準備が出来るに違いありません。こうした冠婚葬祭でのマナーや立ち振る舞いは自分自身のその後の評判にも関わってくるものですので、恥ずかしい思いをしないように世の中の常識を知っておくのは重要です。


そもそもの習慣や意味

 そもそも供物とは一体何なのでしょうか?元々この習慣は故人の霊を慰めるためにお供え物を用意するという目的があり、果物や缶詰などの品物を贈ったり、並べたりするのが一般的です。ただしどのようなものを贈るかは地域によって様々な特色や特徴がありますので、その土地の風習などを少し確認する必要があります。
 もちろん自分自身で用意してあまり適さないものを選んでしまうと厄介なので、葬儀を担当している葬儀社へ依頼するほうが賢明と考える人は少なくないようです。過去の事例としては盛篭などを贈ったケースもあるようですが、先方があまり負担に感じないように小ぶりなものを選ぶ人も多いと思います。冠婚葬祭の贈り物の習慣には誰が誰に贈るかわかりにくいものもあるかもしれませんが、多くの場合慣れている葬儀社に相談するほうが間違いがないでしょう。


お葬式での注意点

 さて、日本の中でもお葬式のスタイルというものは色々あります。気を付けないとマナー違反になってしまうケースもあるので気をつけましょう。
 例えばキリスト教式のお葬式に呼ばれた場合には供物を贈るというしきたりがないので、生花以外に贈る必要はありませんし、神式の場合であれば仏式と似ている部分が多いですが、お香などは贈らないように注意する必要があります。さらにお葬式の案内に「供物はご辞退申し上げます」などの文章が入っている場合には、遺族の意向を尊重して贈るのを控えるべきでしょう。
 習慣だからといって勝手に持っていくとかえって遺族の負担になってしまう場合もあります。なにか遺族に直接意向を尋ねたいという場合もあると思いますが、葬儀の準備などで忙しい、また精神的に大変な中であることを考えると、一般的なマナーの範疇と、明確に示されている意向を汲んで適切に対処するほうが良いでしょう。


家族葬では特に慎重に

 家族葬の場合は一般的な葬儀の時よりも遺族の意向を気にしなければならない場面も多いかもしれません。
 供物を贈る習慣に関しては家族葬ならではのルールや風習というものは定められていませんので、遺族の意向を伺ったり、葬儀会社に相談するということが大切になってきます。後日そうした贈り物を持参するという人もいるようですが、私の場合は親しい間柄であれあ直接意向を尋ねるようにします。
 無理に贈り物をすると大変な最中にかえって気を使わせてしまったり、お返しの手間をかけさせてしまう可能性もありますので注意が必要です。多くの人がお悔やみの気持ちを何かの形で現したいと考えると思いますが、一般的な風習などを考えて慎重に行動しましょう。
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