全国の葬儀・葬式・家族葬の費用を調べたい.com

家族葬と一般葬との違い。費用や規模で比較

家族や近しい親族のみで行う家族葬と、故人と生前にお付き合いのあった方々が参列する一般葬の違いについてご紹介します。また、お布施や戒名料など、寺院にかかる費用の相場についてもご紹介します。最近では、心温まる葬儀ができるとして、家族のみで行うお葬式の人気が高くなっています。

家族葬と一般葬の違いについて
1,最近人気が高い家族葬について
2,一般葬との違いについて
3,葬式のスタイル別、お布施の相場について
4,葬儀本体以外にかかるお金について

1,最近人気が高い家族葬について

 家族葬とは、文字通り身内や親族などごく近しい血縁関係者だけで行う葬儀のことです。家族葬の範囲に対する認識には個人差がありますので、どこまでの親族に知らせるのか、香典や供花の辞退の有無などについて、一般葬ではなく家族葬を希望する場合には事前に話し合っておく必要があります。さらに、一般葬を希望しない場合には、親戚や自治会の組内などに伝えて、理解を得ておく必要があります。
 家族だけで葬儀を行う場合には、 参列をお断り旨の文書を用意しておくようにします。それと併せて、 香典や弔電、供花を辞退する場合には、その旨も文書に記載するようにしましょう。訃報を聞いて、近隣の方や親しくお付き合いしていた方々が最後のお別れに来るというのは当たり前のことですので、お通夜や普通の葬儀を行なわない場合には、家族以外の参列者への配慮が必要となります。


2,一般葬との違いについて

 家族葬と一般葬の違いについては、規模が違うことはもちろんのこと、通常の葬儀と比較する葬儀にかかる費用を抑えることが可能です。前述しましたように、近しい親族のみでの葬儀となりますので、参列者への引き出物やお礼状にかかる費用をカットすることができます。一般葬と比較すると、体裁に気を使う必要がない分自由な形式で故人を送り出すこともできます。
 一般葬を執り行う場合には、故人と生前に関係の合った方々を呼ぶ必要があります。家族だけの葬儀とは違い列席者に失礼のない様に、引き出物や会葬礼状の準備も必要であり、場合によっては規模もかなり大きくなり、高額な葬儀を執り行うようになります。多くの参列者が来られるので、「名木」と呼ばれる式場前の看板や指さし看板、忌紙などの事前準備も必要となりますし、駐車場の準備も必要となります。


3,葬式のスタイル別、お布施の相場について

 家族葬のお布施の相場については、お住まいの地域によっても異なります。菩提寺がある場合には、身内や親戚にお布施の金額について相談してみたり、葬儀社に相談されることをおすすめします。一般的には、20万円がお布施の相場といわれています。
  身内だけで葬儀を行う場合には、お布施や戒名料などを含めてトータルで60万円あれば満足のいく葬儀を行うことができます。それと比べて、 普通の一般的な葬儀にかかる費用は、約189万円となっています。そのうちで、葬儀そのものにかかる費用は約122万円であり、差額は寺院費と飲食接待費となります。 お布施とは、読経にかかる費用のことであり、実際の葬儀では、そのほかに御車代、御膳代、戒名料などを僧侶に支払う必要があります。一般的な相場については、 御車代が1万円御膳料が5千円~1万円戒名料が10万円~30万円が相場となります。


4,葬儀本体以外にかかるお金について

 葬儀本体以外にかかるお金として、前述しました「飲食接待費」があるのですが、お通夜や告別式の後には「 通夜ぶるまい」や「 精進落とし」と呼ばれる会食を行なうのが一般的です。そして、料理のグレードにもよるのですが、 一人当たり2千円~6千円が目安となります。 飲食費のみならず、 引き出物会葬礼状なども予想される参列者分を用意する必要がありますので、規模が大きくなればなるほど出費はかさみます。その点、基本的に家族やごく親しい親族のみで葬儀を行う場合には、これらの支出を抑えることができます。
 ちなみに、戒名は「 院号」がつくと高額になるのですが、一般的な「 信士・信女」という普通の戒名の場合には、 戒名料の相場は20万円~30万円程度かかるようになります。また、当日の葬儀での 読経料については、 30分で僧侶1人につき5万円~といわれています。
葬儀で困ったら電話でご相談ください