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家族葬は何親等まで参列するのでしょうか?

最近人気が増加傾向にある葬儀スタイルである「家族葬」なのですが、何親等までの親族を呼ぶのか、一般葬の葬儀内容とは異なるのかなどについてご紹介します。併せて、家族だけで葬儀を行うメリットや注意点についてもご紹介します。

家族葬は何親等まで参列するのでしょうか?
1,家族葬の範囲や参列人数について
2,一般葬との内容の違いについて
3,家族だけの葬儀を希望する理由
4,家族だけで葬儀を行う場合に必要な配慮

1,家族葬の範囲や参列人数について

 家族葬は、文字通り近親者だけで故人を送る葬儀の形であり、故人とゆっくりとお別れすることができる葬儀の形として、最近では人気のあるスタイルとなっています。家族葬に参列する近親者は何親等までなのかについては、はっきりとした定義はありません。親族としての普段のお付き合いの深さによっても、何親等まで参列するのかは異なってくるのですが、一般的には、直系の家族を除いて2親等までの親族となります。 直系の家族については、故人の父母と家を継いでいる家族全員となり、2親等までの親族については、故人の子供とその家族、故人の配偶者の父母、故人の兄弟・姉妹となります。最大でも30名程度の参列人数で行うのが一般的となっています。また、親族以外呼んではいけないということではなく、故人が親しくしていた友人など参列していただいてもかまいません。


2,一般葬との内容の違いについて

 家族葬の内容については、宗教儀礼などについては一般葬と変わりません。しかし、少人数で行う葬儀であるため、参列者に対するおもてなしの時間が大幅に削減されますし、引き出物や会葬礼状を用意する必要もありません。時間や費用を軽減させることができる分、ゆっくりと落ち着いた故人とのお別れができ、家族の想いを反映しやすい内容となっています。 かかる費用については、各ご家庭によって家族構成が異なりますので、費用も異なってきます。ご遺族数名で行う場合もあれば、50名以上の親族が集まる場合もあり、何人参列するかによって費用は大きく異なります。家族だけでの葬儀を希望される場合には、どの範囲までの方を呼ぶのかを事前に決めておく必要があります。人気のある葬儀スタイルではありますが、トラブルを回避するために予め近親者の方に了解をとっておかれることをおすすめします。


3,家族だけの葬儀を希望する理由

 家族だけで行う家族葬が増加している理由については、核家族化が進んでいること、少子高齢化が進んでいること、特に都会では近隣とのお付き合いが疎遠になっていることなどが、増加の理由として挙げられます。独居老人が増加していたり、高齢者福祉施設などで亡くなる高齢者も増えてきているということも理由として挙げられます。また、宗教にこだわらないという方も増加傾向にあり、菩提寺との関係性も一昔まえよりは希薄になってきていることも挙げられます。 一般葬を行なわず家族だけで葬儀を行う場合には、自治会の組内やご近所へも回覧板や電話でその旨を伝えるようにします。通知する内容は、故人の氏名、喪主、亡くなった日と、葬儀を近親者のみで行うということ、香典やお供え物、会葬、弔問などを辞退して欲しい場合には、遠慮して欲しいという旨を伝えるようにします。 


4,家族だけで葬儀を行う場合に必要な配慮

 誰かが亡くなると、かつては地域ぐるみで亡くなった方の自宅で葬儀を行うのが一般的であり、地域こぞって何人もの人が参列することが珍しくはありませんでした。葬儀を専門で執り行える会館が登場したことにより、自宅以外で通夜や葬儀を行う人が増加していき、現在では葬祭会館での葬儀が主流となっています。 葬儀の規模が大きくなればなるほど、通夜の時から遺族は参列者の対応に追われるようになり、葬儀終わってから故人とゆっくりとお別れできなかったことを後悔するという話もよく聞かれます。そういった後悔をしないで済む葬儀の形が家族葬となります。ただし、世間体や古くからの慣習を大切にされている方が近親者にいる場合には、了解を得ておくことが重要です。 一般葬を行なわない場合には、周囲に対して説明するなどの配慮が必要となります。呼ばれなかった親族や故人と親しかった友人などから、不満を言われケースもあります。中には、葬儀とは別にお別れの会や偲ぶ会を葬儀後に設けられる方もいらっしゃいます。
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