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区民葬や市民葬が安いとは限らない

価格を安く抑えた葬儀の形態が、「区民葬・市民葬」となります。確かに基本プランは低価格なのですがサービス内容には乏しく、オプションで追加が発生しやすく、必ずしも最安値の葬儀形態であるというわけではありません。


区民葬や市民葬が安いとは限らない
区民葬・市民葬の基礎知識
家族葬などの小さなお葬式
家族葬など小さなお葬式と比較検討
自治体の葬儀の魅力について


★区民葬・市民葬の基礎知識

 一般的に、価格を格安に抑えることができる葬儀の形態が、「区民葬・市民葬」となります。区民葬・市民葬では、各自治体が統一した価格設定を行っているという特徴があり、各自治体では提携した葬儀業者が存在しており、その業者が葬儀の運営を行うようになります。この葬儀形態を希望される場合には、故人あるいは喪主となる人が、その自治体に住んでいれば行うことができます。そのほかには所得制限などは特に設けられていません。 とにかく安いというイメージを持つ人が多い葬儀形態なのですが、実はそれほど格安というわけではありません。基本プランには、最低限のサービスしか含まれていませんので、実際に葬儀を行った人の多くは、追加料金が発生しています。基本プランの装具は質素なものが多く、追加サービスの料金に関しては、統一価格というわけではなく、施行葬儀業者ごとに異なります。


★家族葬などの小さなお葬式

 基本プランに含まれるサービスの内容は、各自治体ごとに異なります。また、そもそも区民葬・市民葬自体を行なっていない自治体も存在しています。最近では、家族葬などシンプルなお葬式を希望される方が増加傾向にあります。そういった葬儀の方が、最終的にはかかる費用が安い場合もありますので、自治体の葬儀と比較されることをおすすめします。 同じ価格帯の葬儀であっても、家族葬の方がより豪華なお葬式になる場合も少なくありません。基本プランに含まれているサービスの内容を比較検討するようにしましょう。例えば、ある自治体の市民葬の基本プランに含まれているものは、祭壇と骨壺、30kmまでの寝台車・霊柩車となっており、不足分のサービスは追加で加算となります。一方、家族葬の場合には、必要なものは一式含まれたプランとなっており追加費用は発生しません。


★家族葬など小さなお葬式と比較検討

 区民葬・市民葬は安いから依頼を考えているという方は、今一度家族葬と比較検討されることをおすすめします。満足が行くお葬式に関しては、個人の価値観によっても異なりますので、決して自治体の葬儀を否定するわけではないのですが、シンプルな家族葬のようなお葬式であれば、低価格でも追加料金なしで行うことも可能です。トータル的な費用面から考えても、十分検討の余地はあります。 家族葬のようなシンプルなお葬式のニーズが高まったことを背景にして、各葬儀業者ではさまざまな葬儀プランが用意されるようになりました。費用を抑えたいというニーズに対しては、火葬のみの葬儀となる火葬式が用意されていますし、通夜のない告別式だけの一日葬や、通夜・告別式を家族だけで行う家族葬、そして一般的なお葬式プランまで幅広いラインナップとなっています。


★自治体の葬儀の魅力について

 区民葬など自治体が行う葬儀プランでは、通夜・告別式を含めた一般的な葬儀を行うことができます。ただし、前述しましたように、一部の物品やサービスしかプランに含まれていませんので、別途費用が発生するということを認識しておきましょう。一般的に、遺体のドライアイスや斎場の利用料、宗教者への依頼などは別途申し込むようになっています。追加料金をなくして、自治体の葬儀の基本プランだけで葬儀を行うのは、実際には難しいのが現状です。 各自治体の葬儀は、実績があり信頼出来る業者に対応してもらうことができるという点では魅力があります。提携をするためには、見積もりの明確さや対応の良さなど、その自治体が定めた一定の水準を満たした業者でなければ選ばれませんので、提携葬儀業者は自治体公認の一定の信頼がおける葬儀業者ということになります。
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